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身体の仕組みBlog ~靭帯編~
2020-02-11おすすめ
こんにちは、柏です
久しぶりの体の仕組みBlog テーマは『靭帯』です
靭帯の役割や、ケガをした時どうするのが良いか
今日は『靭帯』について解説していきます!
~靭帯の役割は2つ~
①骨と骨を結びつける
靭帯は関節において、骨と骨を結合する繊維性の強靭な結合組織のことで関節を安定に保つ保持機構を言います
例えば膝でいうと、前十字靭帯や内側側副靱帯は有名な靭帯です
前十字靭帯であれば、膝において大腿骨と脛骨を結合する強靭な結合組織で
大腿骨に対して脛骨が前方へずれるのを防ぐ働きがあります
後十字靭帯であれば膝関節において大腿骨と脛骨を結合する強靭な結合組織であり
大腿骨に対して脛骨が後方へずれるのを防ぐ働きがある、と言い換えられるわけです
②関節の可動域を制限する
靭帯には関節の可動域が正常な範囲を超えて動かないように制限する働きがあります
膝関節は曲げて伸ばすだけ手首のように横には曲げられません(関節の構造上そういう動きしか出来ませんが。
膝の靭帯でいうと、内側や外側に曲がらないように内側側副靱帯や外側側副靭帯という靭帯がブレーキをかける働きをします
関節に大きな負荷がかかると靭帯が引っ張られて断裂したりします
ある程度の負荷がかかり続けると靭帯は徐々に伸びてしまい、同じ方向への負荷に対する制限力が弱まります
捻挫を繰り返しすると捻挫癖がつくのは、靭帯の張力が弱まってしまい関節に対する制限力の低下が原因です
~靭帯を損傷した際の判別方法~
靭帯損傷はMRIで確認します( レントゲンでは骨は映りますが、筋肉や靭帯などの軟部組織は映らない
そのほかに、どの靭帯を痛めたか関節の可動域を確認する徒手テストもあります
靭帯損傷時は筋肉や腱など他の軟部組織の損傷も併発していることがあり徒手検査が難しい場合もあるので
コンタクトスポーツ中の接触や転倒で強い負荷がかかった場合は整形外科を受診しましょう
〜靭帯を回復させる為に必要な栄養素〜
靭帯は内臓や筋肉といった軟部組織に比べて血管が少なく血液が循環しにくい為、治るまで時間がかかりがちです
靭帯を治すために必要な栄養素をが不足していると修復がうまく進まないので覚えておきましょう
靭帯の主成分はコラーゲンです
コラーゲンの再生にはタンパク質、ビタミンc、鉄、亜鉛が必要になります
・タンパク質
タンパク質はお肉や魚、大豆製品に多く含まれます
タンパク質はコラーゲンの主成分です(タンパク質はアミノ酸に分解され、コラーゲンの材料になります
アミノ酸がコラーゲンに再合成される際に必要なのがビタミンcです
・ビタミンⅭ
ビタミンcは野菜なら、パプリカやゴーヤ、ブロッコリー。果物であればキウイや柿に多く含まれます
なかでも黄色い果肉のゴールデンキウイにはレモン8個分のビタミンcが含まれているので
デザートとして1日1つを取ると1日に推奨摂取量を摂取することができます
ビタミンcは水溶性で過剰摂取しても尿として排泄されるだけですので意識的に摂取しましょう
・鉄分
鉄分はアサリや豚レバー、ほうれん草などに多く含まれています
鉄分は吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンcには鉄の吸収を促進するので、合わせて摂取すると一石二鳥です
動物性の鉄分は植物性の鉄分よりも摂取されやすいそうです
・亜鉛
亜鉛を多く含む食品は牡蠣や貝類、ナッツ類、レバー、チーズなどがあります
不足すると味覚障害や貧血になることもありますが、過剰摂取は鉄分の吸収阻害や前立腺肥大のリスクが高まります
サプリメントで取る場合は1日の摂取量を越えないように注意しましょう
見えないところで関節を守ってくれている靭帯について、お分かりいただけたでしょうか?
靭帯に損傷があるような場合だと、マッサージで改善されにくいこともあります
何かの拍子に関節に衝撃が加わると靭帯を痛めてしまうこともあるので、違和感を感じたら些細なことでもご相談下さい
柏
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