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お酒が分解される仕組み
2020-01-31おすすめ
こんにちは、柏です
昨日アップしたおすすめ日本酒ブログご覧いただけたでしょうか?
『酒は飲んでも呑まれるな』 楽しく飲み進めているとつい飲みすぎてしまうことってありますよね
アルコールは肝臓で分解されますが、どういった仕組みで分解されるかご存じですか?
今日はお酒が分解されるまでの仕組みを書いていきます
お酒に含まれるアルコールはそれぞれ胃と小腸から吸収されます。 胃から20%小腸から80%の割合です
アルコールはほかの栄養素と違い、消化されることなく吸収される特徴があります
おつまみや食事を摂らずにお酒を飲むと酔いが早く回るのは
アルコールが胃を素通りして小腸で直接吸収されてしまうためです
食事と一緒にお酒を飲むときは、アルコールも胃にとどまるため吸収がゆっくりになるんですね
胃腸で吸収されたアルコールは血液に溶け込んで肝臓へと運ばれますが、肝臓で処理されるアルコール量の上限は人によって異なります
肝臓の大きさによっても処理能力に差が現れるため、大柄な男性の方が小柄な女性よりもお酒に強い傾向があります
ですが、女性で強い方もいますし下戸の男性もいますよね
それはアルコールを分解する酵素の割合と酵素の活性具合が人によって異なるためです
酵素には、アセトアルデヒドが低濃度のときに働く『ALDH2』と、高濃度にならないと働かない『ALDH1』があります。
『ALDH2』の割合が多い人は肝臓でのアルコール分解がスムーズに行われるため酔いにくく
『ALDH1』の割合が多い人は肝臓でのアルコール分解がゆっくり行われるため酔いやすいというわけです
ちなみに黄色人種(アジア人)は『ALDH1』の割合が遺伝的に多いそうですよ
肝臓内で分解されたアルコールは、悪酔いや頭痛、動悸の原因ともなるアセトアルデヒドになります
アセトアルデヒドのままでは毒性が大変強いため、さらに酢酸へと分解されます
この酢酸は血液により全身へめぐり、水と二酸化炭素に分解され、汗や尿、呼気中に含まれて外へ排出されます
アルコールを分解する時に上記の酵素が水を大量に必要とします
さらに、尿として対外に出る水分量が多くなるので飲酒後は体が脱水状態に陥りやすいです
お酒を飲むときにチェイサーを飲むのは、アルコールの分解促進と脱水状態にならないようになんですね
ちなみにチェイサーは「追いかけるもの」という意味だそうで、お酒をひと口飲むごとに追いかけて飲むものを指します
映画で黒ビールをチェイサーにしてウイスキーを飲んでいるシーンがあったりしますが
日本人の約半数はALDH1が多くALDH2が不活性なのでまねをすると大変な目に遭います。笑
小腸でのアルコール吸収は速く血中濃度が急激に上がりやすいため、悪酔いの原因になりやすい
なんていう情報も頭にとどめておくと、二日酔いにならずに済むかもしれません
お酒を楽しく飲みたいときは、食べながらチェイサーを挟みつつ飲みましょう!
柏
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