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運動すると脇腹が痛む! それ実は、、、
2020-01-25おすすめ
こんにちは、柏です
食後に走ると左の脇腹に痛みを感じることってありませんか?
学生時代はお昼休み後の体育の時間や、昼食後の部活で痛みに苦しみながら練習した記憶があります
キーワードは『血液』と『脾臓』です
脾臓の主な役割は、血(ヘモグロビン)を壊して鉄分を取り出すこと
赤血球の寿命は3か月で、古くなった赤血球を脾臓で壊し、取り出した鉄分をリサイクルして新たな血を作る材料として骨髄に送ります
そしてもう一つ、血液を貯めておくプールのような役割があります
筋肉や内臓が急に血液を必要とする時に、脾臓から貯めておいた血液を送り込むわけです
筋肉が血液を必要とするタイミング → 急な運動をしたとき
内臓(胃腸)が血液を必要とするタイミング → 食べ物が胃腸で消化されるとき
食後、消化器系への血液供給量が増えたタイミングで脾臓は収縮してプールしていた血液を放出します
そこで間を置かず運動を始めると筋肉への血液供給も必要になるため、脾臓が急に収縮して痛みを感じるというわけです
心臓から送り出される血液の量は安静にしているときは毎分5リットルですが
運動時には毎分25リットルにまで増え、その80%が筋肉へと供給されるそうです
食後は安静にするのが一番ですが、準備運動をして徐々に運動の強度を上げていけば、急激な脾臓の収縮は起こり辛いので覚えておきましょう
痛む場所が左の脇腹なのは、脾臓の位置がその付近にあるため。
脾臓は左季肋部の奥にあるので、左の脇腹に痛みをかんじるわけなんですね
食後の運動で脇腹が痛くなる仕組み、ご理解いただけましたか?
柏
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