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ひとりっ子柏の読書たいむ『鬼平犯科帳』池波正太郎
2019-10-19おすすめ
みなさんこんにちは、柏です。先日の台風はみなさん大丈夫でしたか?
またまた僕のおすすめ図書を紹介します。
『鬼平犯科帳』
時代は今から230年前の江戸時代後期
主人公の長谷川平蔵は火付盗賊改方の長官。
近頃増えている窃盗や殺人などを取り締まる部署をまとめるお頭で様々な悪党を相手に鬼平や配下の同心、元盗賊の密偵らと事件を解決していく話が多くお金のためなら殺人も厭わない非情な盗賊を相手にしての大立ち回りやどこか憎めないような、人間味のある盗賊を相手にした鬼平の名裁きなど1つの話毎に趣向の違う面白さがあります。
現代ほど物質的に裕福ではない時代に生きる庶民の心情の機微がさらっと描かれていたりもして、巻を追うごとに段々と鬼平の世界に入り込むこと間違いなし
「相手が将軍家であろうとも、もと盗賊であろうとも、おれにとっては変わらぬことよ」
「浮浪の徒と口をきいたこともなく、酒ものみ合うたこともない上ツ方に何がわかろうものか。何事も小から大へひろがる。小を見捨てて大が成ろうか」
「人というものは、はじめから悪の道を知っているわけではない。何かの拍子で、小さな悪事を起こしてしまい、それを世間の目にふれさせぬため、また、つぎの悪事をする。そして、これを隠そうとして、さらに大きな悪の道へ踏み込んで行くものなのだ」
上記は作中からの抜粋です
セリフ読んでるだけで 鬼平!かっこいい!
と思うのは僕だけでしょうか?笑
魅力がたくさんある鬼平の世界に、どうぞ一歩踏み込んでみてください!!
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