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無意識にやっていませんか?貧乏ゆすり!
2023-05-02おすすめ
無意識にやっていませんか?貧乏ゆすり!
こんにちは。
LUXAS+横浜。新井です。
仕事のストレス、家事育児のイライラ、友人関係の煩わしさ・・・・・など、身体に溜め込んでいませんか?
そんなときつい出てしまうのは「貧乏ゆすり」。
ほとんどが無意識でやってしまっているのではないでしょうか。
そんな私はというと・・・・・・
今回は貧乏ゆすりについて考えてみました。
・貧乏ゆすりとは?
貧乏ゆすりとは、座っているときなどに身体の一部を揺らし続けることを意味し、特に多いのが膝です。
大抵は無意識に行っており、他人に指摘されるまで気づかないことも多く、下品な行為、悪い癖だと言われています。
みなさんはどうですか?
無意識のうちにやっていませんか?
・貧乏ゆすりをする心理状態と原因
貧乏ゆすりをする原因として非常に多いのは「フラストレーションを楽にするため」です。
貧乏ゆすりに代表される、ほぼ無意識にやってしまう繰り返しの反応のことを専門用語では「固着反応」と呼び、それによってストレスを解消しようとしているのです。
1. 緊張からの解放
緊張すると、動悸がしたり、体が震えたりします。
そうした身体の状態に意識を向けるとますます緊張が高まってしまうため、貧乏ゆすりのように無意識に身体を揺すって緊張を逃がそうとします。
身体を揺らす以外でも、髪の毛を指で回す、机を指でたたく、といった行動として現れることもあります。
2. 怒りの放出
怒りを感じると、破壊行動をしたり、大声で叫んだり、とその「怒り」を吐き出したくなる人は多いでしょう。
しかし、実際はそのようなことをできない場面の方が多いですよね。
そうしたときに怒りを小刻みにして放出させるため、貧乏ゆすりをする場合があります。
3. 不安からの解放
例えば試験の結果待ちをしているとき、気になる相手からの返信を待っているときなど、心がそわそわと落ち着かないときに所在なさから解放されたくて貧乏ゆすりをすることがあります。
また「爪を噛む」など日頃癖となっている行動が酷くなるという形で出ることもあります。
4. レストレスレッグス症候群(RLS)
レストレスレッグス症候群は「むずむず脚症候群」とも呼ばれ、下肢に不快な症状がおこり、足を動かすことで和らぐ病気です。
眠ろうと布団に入ったときや、じっと座っているときに足の内側から不快感がおこり、足を動かすと和らぎます。
原因がはっきりとわからない場合と、鉄欠乏性貧血や糖尿病などの病気や、妊娠などが原因となることがあります。
少しでも気になる場合は病院を受診してみましょう。
・そもそも貧乏ゆすりの由来や言語は?
1. 食べるものや着るものを買うことのできない貧乏な人が、空腹や寒さから身体を小刻みに震わせる様子が由来という説。
2. 江戸時代に足を揺すると貧乏神に取りつかれると言われていたからという説。
3. 貧乏人は落ち着きがなく、せかせか動き回っているように見えるからという説。
4. 江戸時代の高利貸しが、貧乏人から取り立てるときに、苛立って足を小刻みに揺すっていたことが由来という説。
以上のような説があるようですが、なぜ「貧乏」という言葉が使われているのか明確なことはわかっていません。
・周りの人が貧乏ゆすりをしている場合の対処法
1. さりげなく注意する
相手が貧乏ゆすりをしているときに「やめてください」など単刀直入に言ってしまうと場の空気が悪くなる可能性がありますので、さりげなく伝えましょう。
相手が貧乏ゆすりをしていないときに伝えるのがコツです。
「○○さんって揺れているときが多いよね」など軽い感じで伝えてみると良いでしょう。
2.「ストレスが溜まっている?」と声をかけてみる
相手との関係性にもよりますが、気軽に話せる場合は相手の気持ちに焦点を当ててみましょう。
ストレスが溜まっているかと聞けば「なんで?」と帰ってくると思うので、そのときに「繰り返し行動が多いからイライラや不安があるのかなと心配になって」と伝えれば、相手が自ら貧乏ゆすりに気づいてくれる可能性があります。
3. 避難行動をする
日常的にかかわらない相手であれば、避難することが一番穏便な方法です。
その人のそばを離れる、椅子をずらして振動がこないようにする、など自分から離れましょう。
4. 会話を切り上げる
会話中に相手が貧乏ゆすりを始めたなら、会話内容に対して何かしらの緊張、怒り、不安を感じているのかもしれません。
相手の情緒が不安定なときは、あまり建設的な会話ができないでしょう。
急ぎでないならば、一旦話の内容をずらし、会話を切り上げてしまうのも手です。
機嫌が良さそうなときに同じ会話を振れば、違った反応が返ってくるかもしれません。
・貧乏ゆすりを止めるには
1. やる前よりやり始めてから気づく
「貧乏ゆすりをしてはいけない」「やらないようにしなければ」と思っていても、なかなかそれだけでは貧乏ゆすりは直りません。
それよりはまず、貧乏ゆすりをし始めたときに「今自分は貧乏ゆすりをしているな」と認識することが大切です。
つい無意識でやってしまう癖を客観的に見て、どういうときに貧乏ゆすりを始めることが多いか考えてみましょう。
2. 別のことに置き換える心がけを
貧乏ゆすりをしていることに自分で気づいたときに、ただ止めようとするのではなく、すぐ何か別の行動をするようにしてみてください。
席から立ち上がる、背伸びをする、深呼吸をする、水を飲む、など何でもかまいません。
自分の中で、貧乏ゆすりをしたらこれに置き換える、という行動を決めておくのです。
できれば気分転換やリラックスができるもの、ストレスが解消できるものが良いでしょう。
3.生活習慣の見直しも必要
貧乏ゆすりの原因が精神的なストレスなどである場合、もちろんその原因自体をなくすことができれば何も言うことはないのですが、そういうわけにもいかない場合のほうが多いのではないでしょうか。
そんなとき、ストレスを感じにくくて溜め込まないような心身の状態でいられれば問題はありません。そのために、まずは根本的な生活習慣を見直してみましょう。
4.下半身の血流を良くする
特にストレスを感じたり焦っていたりするわけではないのにどうしても貧乏ゆすりをしてしまうときは、長時間椅子などに座っていて足に血が回らなくなっているのかもしれません。
そんなときは、できれば一度席を立ち、トイレに行くなりお茶を飲むなりして一息つきましょう。
・貧乏ゆすりのメリット
貧乏ゆすりはマナーが悪く見ていて気持ちの良いものではないので、あまり良い印象を持っている人はいないかもしれません。
しかし、貧乏ゆすりにも健康的でメリットもあるといわれています。
1. エコノミークラス症候群を防ぐ
エコノミークラス症候群とは、飛行機のエコノミークラスの機内など狭い場所で長時間座っていると、足を動かさないため静脈に血栓という血のかたまりができ、立ち上がった瞬間に血流によってその血栓が肺の血管まで移動して動脈をふさいでしまい、症状が重い場合は意識を失ったり突然命を落としたりする、恐ろしい病気です。
エコノミークラス症候群を予防するためには、足の静脈に血栓を作らないことが肝心です。
そのためには座っている間に足を動かし、血流を良くしておく必要があります。
飛行機や自動車などの限られたスペースでは、小さく上下に足を動かすことができる貧乏ゆすりが適しているのです。
2. 体温を上げ冷えを解消
足先がよく冷えたりむくんだりするという人は、冬場には特に多いと思います。
しかし、貧乏ゆすりでそれを解消できるかもしれません。
というのも、貧乏ゆすりを5分間続けたときのふくらはぎの皮膚の温度をサーモグラフィーで観察すると、平均で約2℃、最高で3℃以上温度が高くなったというのです。
貧乏ゆすりをすると、ふくらはぎの筋肉を使いますよね。
ふくらはぎは、足腰で滞ってしまいがちな血液を心臓へ送るポンプのような役割があるため、ふくらはぎの筋肉を動かすことで全身の血の巡りが良くなり、体温が上がったのです。
・まとめ
貧乏ゆすりは世間一般から見てあまりいいイメージのものではありません。
これは「貧乏ゆすり」という名前から受ける印象も関係しているのではないでしょうか。
しかし、貧乏ゆすりは健康面で見ればメリットがいくつかあるということもわかりました。
どの国にも貧乏ゆすりが癖だという人は少なからずいますが、「貧乏」という言葉を使って名前をつけているのは日本だけです。
もちろん現代では貧乏ゆすりをすると貧乏になるということはないでしょうが、人前でやっていると機嫌の悪いせっかちな人、というような悪い印象を与えかねません。
そんなことにならないよう、公の場では貧乏ゆすりをしないよう気をつけたいところです。
どんなときも穏やかかつスマートな大人でいたいですね。
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