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来年まで待てない!ソメイヨシノについて
2023-04-20おすすめ
来年まで待てない!ソメイヨシノについて
こんにちは。
LUXAS+横浜。新井です。
桜の季節も終わり、すっかり春らしい暖かさ。
ゴールデンウィークが待ちどおしいですよね。
しかし、お花見ができなかった私は、桜が恋しい、、、、
来年まで待たなければならないのは長いですね。
毎年見て楽しんでいる桜ですが、あまりよく知りません。
日本の桜の代表でもある「ソメイヨシノ」について調べてみました。
来年まで覚えていてくださいね。
・日本人にとって馴染みの桜
桜の時期になると、日本各地で様々な種類の桜が可憐な花を咲かせます。
その種類は、野生種と栽培種合わせて300種類以上ありますが、その中で最もよく目にするのが「ソメイヨシノ」という種類です。
堤防、公園、街路など、都心部にも多くこのソメイヨシノが植えられており、日本人にとって最も馴染みのある種類と言ってもよいでしょう。
・桜の語源は
ソメイヨシノは桜の品種の一種です。
日本の国花といえば桜ですが、桜といえばソメイヨシノを思い浮かべる方も多いですよね。
桜の語源は、日本神話に登場する木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の「さくや」から来ているという説があります。
木花咲耶姫は木の花(桜とされています)のように美しい女神であるとされています。
また他にも「咲く」という言葉に複数を意味する「ら」を加えて「さくら」としたという説もあります。
・ソメイヨシノ
ソメイヨシノは漢字で「染井吉野」と書きます。
起源は日本固有の「オオシマザクラ(大島桜)」と「エドヒガン(江戸彼岸)」の交雑種(異なる種を交配して繁殖させたもの)であることが遺伝子研究によって判明しています。
ソメイヨシノは歴史的には新しい品種で、江戸時代中期から末期に園芸の盛んだった江戸の郊外の染井村(現在の東京都豊島区駒込)で誕生しました。
この桜を売り出す時に、植木職人たちは日本一の桜の名所である奈良県の吉野山にあやかって「吉野桜(ヨシノザクラ)」または「吉野(ヨシノ)」と名付けたそうです。
しかし吉野山で自生している桜は「ヤマザクラ」で「吉野桜」とは異なる種であることから、混同されるのを避けるため、明治33年に、誕生の地である染井村にちなみ「染井吉野(ソメイヨシノ)」と改名したそうです。
・ソメイヨシノの樹齢
他の桜に比べて成長のスピードが早いソメイヨシノは、お花見の名所を作るのにうってつけの品種です。
ただ、成長のスピードが早いといえども、ある樹齢に達すると成長は鈍化します。
植えられた場所の条件によって違いはありますが、おおよそ樹齢30年~40年で枝や幹の成長がゆっくりになります。
それでも生き続けますが、その様子は人に例えると青年期から壮年期、老齢期へと変化していきます。
ソメイヨシノは寿命が60年とも70年ともいわれますが、動物のようにおおよその寿命があるわけではありませんが、樹齢が50年を超えてくると老木の域に入り、花の咲く時期が若い頃に比べてわずかに早くなる傾向があります。
その理由は、若い木は枝葉の成長にエネルギーを注ぐ割合が高く、花は二の次になるからです。
そのため、桜の開花予想をするうえでは、木(ソメイヨシノ)の樹齢も考慮しないといけません。
・開花から散るまで
ソメイヨシノは開花から満開までの日数が5日~7日ほど。
そして、満開から数日するといっせいに散り始めます。
ということは開花から10日ほどで散ってしまうことになります。
花冷えで気温が下がれば2週間くらいは持つこともありますが、逆に気温が高いと1週間くらいで散ってしまうこともあるようなので、注意したいですね。
・なぜソメイヨシノはいっせいに散るのか
ソメイヨシノは、江戸時代後期に染井村(現在の東京都豊島区)の植木職人によって作り出されたといわれています。
しかし、ソメイヨシノ同士では交配できず、接ぎ木でしか殖やせません。
そのため、ソメイヨシノは1本の原木から接ぎ木によって増えていった、同じ遺伝子を持つクローンなのです。
野生のヤマザクラのように、それぞれが異なる遺伝子であれば、個体によって開花のタイミングも異なりますが、ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持っているクローンですから、その地域で気温の条件などが揃えば、いっせいに咲き始め、満開となり、散って行くのです。
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