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肩甲骨の動きの重要性
2023-04-05健康情報
肩甲骨の動きの重要性
こんにちは。
LUXAS+横浜、新井です。
マッサージ師は身体を使う仕事。日頃からストレッチや筋トレで身体のケアはしています、、、、少しだけ、、、、
そのひとつに肩甲骨をしっかり動かすことを意識してストレッチをするということがあります。
なぜなら、お客様から肩甲骨が固まって動かないという悩みを多く聞くからです。
肩こりや背中の張りを引き起す可能性が高い肩甲骨が正常に動かないという症状。
今回のお題は、肩甲骨です。
・実は、、、
若い人から高齢者まで、日々多くの方が悩まされている「肩こりの痛みや肩の重だるさ」
その多くは、血行が悪くなることで生じています。
現代生活のデスクワークなどにおける運動不足、長時間の同じ姿勢は肩こりの痛みや肩の重だるさの原因となります。
「肩がこってるな」と感じるとき、実は肩がこっているのではなく、肩周りにある筋肉がこり固まっています。
・肩こりの理由は構造にあった?
肩にある骨は、肩関節の周りにある僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)、菱形筋(りょうけいきん)を代表とした複数の筋肉によって吊り下げられています。
つまり、私たちの肩関節は、骨がぶら下がるような構造をしているのです。
そのため、肩関節の周りにある複数の筋肉には、常に重みがかかり、大きな負担となっています。
筋肉への負担がかかると、筋肉が緊張したり血行が悪くなったりするため、肩こりが起こるのです。
・肩甲骨の重要性
さきほども述べたように、肩甲骨は浮遊骨とも呼ばれ、体幹には直接つながっていません。
ほぼ筋肉によって、肩甲骨の位置がキープされています。
肩甲骨が動くときは、鎖骨と肩甲骨をつなぐ肩鎖関節なども連動して動きます。
常に前かがみ姿勢の人は、胸の筋肉が収縮されているため、肩鎖関節の動きが悪くなり、肩甲骨の動きも制限されてしまいます。
肺も縮こまり、息が浅く酸素を十分に運べなくなります。
・身体への影響
① 猫背、巻き肩、肩こり
肩甲骨は自由に動かすこともできますが、使うことを意識しなければ、その動きを最小限にとどめることも可能な骨です。
デスクワークなどで、前かがみ姿勢が長時間続くと、肩甲骨は固定されていきます。
年齢とともに筋肉も衰えていきますので、本来は宙に浮いているはずの肩甲骨が身体の内側にへばりついた状態になり猫背姿勢になります。
また、肩が内側に入って巻き肩になったり、肩甲骨の動きが悪くなれば、その周囲の筋肉の血行も悪くなって老廃物がたまり、肩こりを引き起します。
② バスト、顎のたるみ
猫背になると、バストの下垂、顔のたるみも引き起こします。
これは、背中上部の筋肉の僧帽筋が、胸の筋肉の大胸筋、あご下の筋肉の広頚筋ともつながって連動しているからです。
僧帽筋が常に前側に引っ張られた状態になると、連動しているこれらの筋肉も下に引っ張られて、たるんで見えます。
特に女性は、乳房の重みがあるため、大胸筋が下がるとバストも垂れて下向きになってしまいます。
また、僧帽筋が引っ張られて肩あたりが盛り上がったようになることで、首も短く見えてしまいます。
・肩甲骨が硬いことのデメリット
手を挙げる動作など可動域に制限がかかる
肩がこりやすい
肩甲骨が硬くなることで、血流が悪くなる
肩甲骨の動きが悪いことで、周りの筋肉も硬くなりやすい
肩甲骨が挙がり固まると見た目の印象も良くない
野球などの投球動作では可動域に制限がかかり、筋肉への負担が増える
五十肩、四十肩に発展することもある
血行不良により代謝が落ち、太りやすくなる
・肩甲骨が硬くなりやすい人の特徴
普段から肩を回すなどの習慣がない
デスクワークなどで同じ体勢を長時間続けている
長年身体のケアをしてこなかった
普段から姿勢が悪い
日々の運動不足
日常的にストレスがある
・肩甲骨の状態をチェック
① 壁に背をつけて立ち、腕を伸ばしたまま肩の位置まで上げる。手のひらは下向きに。
② そのまま壁伝いに腕を上げていく。痛みを感じず無理なく上げられるところまで腕を上げて、角度をチェック。
③ 肩の水平ラインから腕が上がったところの角度で、肩甲骨の状態を判定します。
0~45度 ガチガチ
肩甲骨周辺の筋肉が硬く、肩甲骨の動きが悪くなっています。
45~60度 少し硬い
肩甲骨周辺の筋肉が少し硬くなっていて、肩甲骨の動きもやや悪くなっています。
60~90度 問題なし
肩甲骨が柔軟に動いています。肩と水平の高さまでは、肩関節の動きだけで腕を上げられますが、それ以上に腕を上げるためには肩甲骨のスムーズな動きが必要になります。
・まとめ
肩甲骨は内転、外転、上方回旋、下方回旋、挙上、下制、など6種類の動きが可能で、非常に可動域の広い柔軟性のある部位です。
しかし、日常生活の中で全ての可動域を使う機会は少ないです。
洗濯物を干す、電球を変える、入浴時に背中を洗うくらいですかね。
生活の中でどうしても動かす機会が少なく、血行不良になりやすい部位でもあるので、意識的に動かしてみてください。
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