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お風呂の健康効果
2023-03-20健康情報
お風呂の健康効果
こんにちは。
LUXAS+横浜。新井です。
普段はシャワーで済ませてしまう私ですが、月に何回かは湯船に浸かって疲れをとっています。
思わず「はぁー気持ち良い」と声を出してしまうお風呂。
毎日何気なく入っている人が多いと思いますが、お風呂に入るということが、日本特有の習慣なんだそうです。
欧米ではシャワーが一般的らしいですよね。
そこで今回は、お風呂について考えてみました。
・健康効果は?
① 温熱作用
効果:疲労回復、快眠、リラックス、神経痛
改善:腰痛、肩こり緩和など
1日の活動を終えて夜ゆったりと温かいお風呂に浸かる、ものすごく身体に良いんです。
なぜなら疲れた身体には老廃物がたっぷり。お風呂に入ると温熱作用が発動し血液の循環が良くなるので、身体の隅々に酸素と栄養が行きわたって老廃物が洗い流されます。
・血管が広がり、たくさんの血液が体内を巡ることで、新陳代謝が活発となる。
・身体の修復やリラックス効果をつかさどる副交感神経が優位な状態となる。
・筋肉が緩み、関節の緊張が和らぎ、神経の過敏性が抑えられる。
② 静水圧作用
効果:足のむくみ解消、疲労回復など
静水圧とは静止している、水中において働く圧力のこと。お湯に浸かると、身体は全方向から水圧を受けることになります。
お風呂にどっぷり浸かると思わず出てしまう「ふぅーっ」という声。これは身体にかかる静水圧が肺を圧迫して出てくるものと考えられています。
全身浴の場合、その圧力は肺が3~5㎝も縮むほどです。
・足のむくみの原因となる滞留した血液を水圧で押し戻すことができる。
・水圧がかかることで血液の流れが良くなり、新陳代謝が活発となる。
③ 浮力作用
効果:リラックス、腰痛の緩和など
お風呂に首まで浸かると体重は10分の1に。陸上で身体を支えている関節や筋肉が重力から解放されるので、足腰を休ませるためには湯船は絶好の空間です。
フワフワ浮いた感覚には、ストレス解消効果を感じる人も少なくありません。
・重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩む。
④ 粘性、抵抗性作用
効果:生活習慣病の改善
水の中では、素早く身体を動かそうとしても動かせませんよね。より早く動かそうとして感じる力、これが粘性、抵抗性です。
動かそうとする全方位から、出した力の分だけ負担が帰ってくるので、安全かつ効率的に運動することになります。
陸上では難しい姿勢を維持することも、水中なら楽々。ストレッチにも適しています。
・筋肉に刺激を与えることができ、手軽に運動療法的効果を得られる。
⑤ 清浄作用
効果:肌の健康の保持など
お風呂に浸かると毛穴が開き、毛穴や皮膚の汚れが落ちやすくなります。
清浄作用は、肌を清潔にして病気を防ぎ、健康を維持するだけではなく、美容にも重要な作用です。
・皮膚の表面にある汚れや皮脂を流れ出させることができる。
・お風呂の適温
お風呂の温度は40℃くらいが良いでしょう。身体を温め、血行を良くするためには、身体の内側の温度(深部体温)を0.5~1℃上げる必要があります。
私たちの深部体温は37℃程度なので、それより少し高い40℃のお湯に浸かることで、深部体温を上げることができます。
深部体温と同じくらいの温度のぬるま湯だと、体温を上げることができません。
一方で、お湯が熱すぎると心身を緊張させる交感神経が活性化してしまい、リラックスできません。
心身のリラックスには副交感神経を活性化させることが重要で、それには熱すぎずぬるすぎない40℃が良いと考えられています。
お湯に浸かる時間の目安は10分くらいで、肩まで浸かると良いですね。
・お風呂に入るタイミング
快眠や疲労回復の面から最も効果があるのは、就寝の1~2時間前になります。
これは入浴したことによって上がった体温が下がっていくタイミングで眠りにつくと、質の良い睡眠がとりやすいためです。
・幸福度アップ
毎日湯船に浸かっている人ほど幸福度が高いと、ある入浴と幸福度の関係を調べた調査があります。
毎日湯船に浸かっている人の幸福度の割合が、毎日湯船に浸からない人と比べて10%も多いことがわかったそうです。
湯船に浸かると幸せを感じる気持ちになるのは、こんな調査でもわかりますよね。
・注意点
① 血圧の急激な変化
冬の寒い日などに気温の低い脱衣所で衣服を脱ぐと、交感神経が刺激され、血圧が急上昇してしまいます。
また、そこで寒くなった身体を温めるために熱いお湯にいきなり入ると、再び交感神経が刺激されて血圧がさらに上昇してしまい、脳卒中や心筋梗塞のリスクが増してしまいます。
脱衣所をリビングに近い温度に暖めておいたり、浴室も湯船のフタを開けるなどして対策をしておきましょう。
② 長湯は避ける
長時間、湯船に浸かっていると、汗をかくことで体内にある水分が奪われて脱水状態となり、血液の粘度が上昇して固まりやすくなってしまいます。
脱水状態や血液凝固が起こると、熱中症や心臓発作につながり、意識障害を引き起こすこともあります。
入浴前に、十分な水分補給をし、発汗しすぎたり、眠気を感じたらすぐに湯船から出るようにしましょう。
③ 食事直後やお酒に酔った状態での入浴はやめる
食事直後やお酒に酔った状態で入浴すると、本来消化管に回るはずの血液が身体の表面に集中してしまい、消化管に悪影響があるとともに、食後の自律神経の働きにより、眠気が促されてしまいます。
④ 子供から目を離さないように
小さい子供は頭が大きく、バランスが悪いため、ちょっとしたことで湯船に転落してしまうことがあります。
子供と入浴する時は、目を離さず、のぼせているようであればすぐに湯船から出してあげてください。
・まとめ
入浴には多くのメリットがあります。
身体の不調を改善する効果が期待できるほか、お家時間が増えたことで、イライラ、もやもやした気持ちをリセットするのにも効果的です。
入浴剤などを入れれば、より入浴タイムが楽しくなります。
好きな香りの入浴剤をいくつも集めて、その日の気分によって変えてみるのも良いかもしれませんね。
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