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腸活してますか?
2023-02-20健康情報
腸活してますか?
こんにちは。
LUXAS+横浜。新井です。
最近よく目にすることが多い「腸活」という言葉。
何やら腸に良い事なんだろうな、、、、と思うのですが、いったい何をやればよいのか、どんな効果があるのか、ちょっと調べてみました。
ちなみに私は、お腹の調子は良いほうだと思っています。
・腸活とは?
腸活とは、腸内環境をより良い状態にするために、食事に気をつけたり必要な運動をしたりする活動です。
よい腸内環境とは、腸内にいる細菌の量のバランスが保たれている状態であり、具体的には善玉菌30%~40%、悪玉菌10%、日和見菌50%~60%が理想とされています。
この状態を目指すために行うのが腸活なのです。
腸内には、約1億個の神経細胞が存在します。
約150億個といわれる脳の次に多い数字です。
腸はこの神経細胞を利用して、他の器官と連携し、消化や呼吸などの様々な役割を担っています。
このことから、全身の健康や美容と密接に関係していることがわかっています。
腸内にはさまざまな細菌が生息しており、顕微鏡で腸内をのぞくとお花畑(flora)のように見えることから「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれるようになりました。
善玉菌
ビフィズス菌、乳酸菌
悪玉菌の増殖を抑制する、腸の蠕動運動を促進する
悪玉菌
大腸菌(有毒株)、ブドウ球菌、ウェルシュ菌
有害物質を作る、便を排出しずらくする
日和見菌
大腸菌(無毒菌)、連鎖球菌、バクテロイデス
善玉菌が多い人は大人しい、悪玉菌が増えると悪玉菌と同じ働きをする
・腸活のメリット
1. 免疫力がアップする
腸内環境のバランスが良い状態の場合、腸の免疫細胞が正常に働きます。
それによって、食事や呼吸のときに外からやってきた細菌やウイルスによる病気のリスクが、腸内細菌のバランスが乱れているときと比べて低くなります。
2. 質の良い睡眠がが取れるようになる
睡眠の質の向上につながるのも腸活のメリットです。
眠気を催すメラトニンというホルモンは、トリプトファンと呼ばれる物質によって生み出されますが、トリプトファンは体内に取り込んだタンパク質を腸内細菌が分解・合成することで作り出されます。
腸内環境が整うと、そのトリプトファン生成の効率がよくなるため、より良い睡眠が取りやすくなるのです。
3. 老化予防が期待できる
老化は経年による影響だけでなく、細胞や組織の炎症によっても起こるとされています。
腸内環境を整えると免疫細胞がよい状態に保たれ、その炎症をおさえられるため、老化予防につながる可能性があります。
4.肥満を予防できる
腸内環境のバランスを整えると、酢酸、酪酸などの総称である短鎖脂肪酸がきちんと作られるようになります。
短鎖脂肪酸は、エネルギー代謝をコントロールする役割があり、肥満予防にも効果があるとされています。
5.便秘改善
便秘ぎみの人は、腸活を行うことで便秘の改善効果が期待出来ます。
腸内環境の乱れによって悪玉菌が増え、腸の蠕動運動が鈍くなってしまうのが、便秘の主な原因です。
善玉菌のひとつである乳酸菌は、乳糖やブドウ糖を分解して乳酸をつくり、腸内を善玉菌にとって居心地の良い酸性(弱酸性)に保ってくれます。
酸性に保たれた腸内は、悪玉菌の増殖が抑制されるため、腸の蠕動運動が活性化し、理想的な排便を促してくれるのです。
6.美肌効果
腸内環境は、肌に大きな影響をあたえます。
腸内環境が乱れた腸内は、悪玉菌が増加し、アンモニアや硫化水素などの有害物質が充満した状態です。
これらの有害物質は腸から吸収され、血液によって体内を巡り、肌に到達します。
有害物質の影響を受けた肌は、肌荒れや吹き出物、ニキビなどの症状を引き起こしてしまうのです。
肌荒れが気になるという人は、腸内環境の改善を目指すと良いでしょう。
・腸活の方法
1.食事
発酵食品などの善玉菌を含む食品(プロバイオテックス)を積極的にとって善玉菌の量を増やしたり、すでに腸内にいる善玉菌のエサとなる食品(プレバイオテックス)をとったりする方法です。
善玉菌を含む食品
ヨーグルト、納豆、チーズ、乳酸菌飲料、キムチ、味噌
善玉菌のエサとなる主な食品
海藻類、キノコ類、芋類、ごぼう
2.運動
便を出す力のもととなる腸腰筋を運動によって鍛えるのも、腸の健康につながります。
例えば、次にような方法があります。
ウォーキング
1日90分程度(9000歩以上)のウォーキングは、便を出す力を効果的に鍛えられる運動です。
階段の上り下りなどを加えると、さらに効果がアップします。
1回で9000歩以上歩く必要はなく、体力的にきつい人は、例えば朝と夕方に分けるなど工夫すると良いでしょう。
エクササイズ
90分以上のウォーキング時間がなかなか確保できない人や、ひざに痛みがある人は、自宅でできるエクササイズにチャレンジしてみてください。
イスに座ったまま、片方ずつ足を上げたり足踏みをしたりなどの運動を、10回1セットを定期的に行うだけでも腸腰筋に良い刺激を与えられます。イスに座った状態で、お腹をひねったり伸ばしたりするのも効果的です。
3.マッサージ
腸に直接刺激を与える方法です。
お腹周りを両手でもむことで、腸の動きが活発化します。
マッサージをするときは、指ではなく手のひらを使い、お腹をやさしく、時計回りに押していくのがポイントです。
適切な力加減で正しい順番で行わないと、かえって逆効果になるので注意が必要です。
痛みが出たり、気分が悪くなったりしたらすぐにやめて様子を見るようにし、症状が改善されない場合は医師に相談するようにしてください。
また、妊娠中や出産して間もない人、腹部や生殖器に炎症がある人、重度のヘルニアや重度の腰痛がある人には、やめたほうが良いでしょう。
4.ストレスケア
腸の活動は自律神経がコントロールしているため、自律神経のバランスの乱れにつながるストレスをためないようにするのも腸活のひとつです。
ストレスを感じる場面を回避するのが一番ですが、難しい場合は、それ以外のときになるべくリラックスできる時間を増やしたり、発散したりできるようなこと(趣味や運動など)を始めてみてはいかがでしょう。
5.生活習慣の改善
腸内環境の乱れにつながるようなことをしない方法もあります。
例えば食事を1回しかとらない日がある、睡眠時間が極端に短いときがある、など不規則な生活は腸内細菌のバランスを崩す原因となるので避けましょう。
また、過度な飲酒も、悪玉菌が増えるとされているため注意が必要です。
喫煙も、腸の働きを弱めるため、できれば控えることをおすすめします。
・継続がポイント
腸内環境は、ただ1回の食事や運動で変わるものではありません。
しかし、正しい方法を継続して行えば、理想の腸内環境に近づくことはさまざまな研究から明らかにされています。
最初からいろいろなことを一気にやろうとせず、まずは食事からなど無理なく始められそうな方法から取り組み、それが習慣化したら新しい方法にも追加でチャレンジしてみる、というやり方も良いでしょう。
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