・ひざ裏をのばして改善
姿勢が悪くなる原因はむくみによってひざ裏がしっかりとのびていないからかもしれません。
実は微妙にひざが曲がったままの状態で歩いている人が以外に多いのだとか。

実際にひざをちょっと曲げて立ってみるとわかるのですが、この体勢だと肩が内側に入りやすく、猫背になりやすいのです。
特にハイヒールを履く人は、ひざが曲がったまま歩きがち。

そこでひざをしっかりのばしてあげるようクセをつけてみましょう。ストレッチも良いですね。
あと、つま先を上げ下げする足首の運動は、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉を刺激して血液やリンパ液の循環を促すのでおすすめです。



　・生活の工夫
リンパの流れを妨げる肥満を予防・改善するために、バランスの良い食事や運動の継続といった規則正しい生活習慣をすることは重要です。

また、生活の中でひざを圧迫したり、足を下ろし続けたりといった長時間イスに座ることは、膝窩リンパ節への負担の原因になります。
適度に休憩して歩いたり、運動やマッサージをしたりするようにしましょう。

自宅などでリラックスできるときは、足の下に布団を引くなどして足全体を少し高く上げるようにしましょう。
そうすることで、足が心臓より高く位置することになり、リンパの流れを身体の方に戻す効果があります。



・ひざ裏のマッサージ
ひざ裏は末端の下半身から戻るリンパが最初に通過するリンパ節。
まずここをのばして硬直をゆるめ、重力で滞りがちなリンパを全身に流すことが大事ですね。

足先から流れるリンパがひざ裏で停滞すると、下半身に老廃物が蓄積される原因に。
ひざ裏を心地よく刺激して、リンパの滞りを改善しましょう。

腰の痛みを感じる場合や、下半身のむくみ対策にも効果的です。
ひざを曲げたひざ裏のシワのやや下側に4本指の指先を当てて、太もも側へ押し上げるように気持ち良い程度にもんでみましょう。

・注意点
リンパ節を押して痛いときは、キャッチした細菌やウイルスなどと戦って炎症を起こしていたり、老廃物が溜まっている可能性があります。
リンパ節を強く押しすぎたり、もみすぎないように気をつけましょう。

リンパ管は強く押しすぎるとダメージを与えてしまい、余計に巡りが悪くなる原因となります。

ひざ裏が腫れている場合、リンパ節のむくみだけではなく、他の病気が潜んでいる可能性もあります。
・全身にむくみがある
・ひざ周辺に痛みや熱がある
・だんだんむくみがひどくなる
気になる場合は整形外科や循環器内科の受診も考えてみてください。



・まとめ
ひざ裏のリンパの詰まりは運動やマッサージの継続、正しい食事による肥満の予防などの対策があります。

何よりも継続が大切です。

できることから始めて無理のないペースで続けましょう。

また、ひざ裏のもくみはリンパ以外の可能性もありますので、気になる場合は早めの受診をおすすめです。