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冷え性の原因
2022-12-14健康情報
冷え性の原因
こんにちは。
LUXAS+横浜 新井です。
最近はダウンコートを着ている人もよく見かけるようになり、すっかり冬って感じになってきましたよね。
施術中にお客様から「私、冷え性なのでベッドが温かかったり、ブランケットはありがたい。」というお話しを多く聞きます。
特に女性は冷え性の方が多いですよね。
そこで冷え性の原因、対策について考えてみました。
・冷え性とは
冷え性とは、血流が悪くなることで起きてしまう症状のひとつです。
血行が悪くなると身体に必要な酸素、栄養素が行き届かなくなってしまうだけではなく、蓄積されている老廃物も排出されなくなります。
そのため、冷え性になると色々な不調が現れやすくなります。
中でも手足の冷えはよく見られる不調のひとつです。
見逃さずにきちんと対策して、身体を温めましょう。
・「冷え性」と「冷え症」の違い
「冷え性」とは検査や診断時では特別な異常が現れていない状態にもかかわらず、身体が冷えている状態のことをいいます。
西洋医学上では「冷え性」を疾患名として認めていないため、「手足の冷え」や「ゾクゾクするような寒気」などの症状がみられても、「冷え性」という体質として認識しています。
対して、東洋医学の場合は「冷え症」といい、きちんとした治療が必要な症状として扱っています。
ここでは、「冷え性」がなぜ起こるのか、どのような生活をすれば良いのかをご紹介します。
・冷え性の種類
四肢末端型(手足の冷え)
四肢末端型冷え性は、手足の末端が冷えるタイプの冷え性です。
運動不足や栄養不足、過度なダイエットが原因となることが多く女性に多い趣向にあります。
身体を温めるためのエネルギーが不足し、血液が末端まで行き届いていない状態なので、手足の先が冷えやすくなってしまいます。
手足を温めるよりも、食事や運動、入浴で身体を中から温めることで血行が良くなります。
身体を中から温めることにより末端まで血液を行き渡らせることができます。
内蔵型(内臓の冷え)
内臓型冷え性は、内臓が冷えているタイプです。
手足に冷えの症状はなく、気付きにくいタイプの冷え性です。
原因は自律神経の乱れにより手足の血管の収縮ができず、内臓に血液が行き届いていないことが考えられます。
倦怠感や下痢、風邪を引きやすいなどの症状がみられる場合、内臓型冷え性の可能性があります。
自律神経を整えるために、ストレスをためない生活を意識するようにしましょう。
全身型(身体全体の冷え)
全身型冷え性は、慢性的に全身が冷えている状態が特徴です。
冷え性だと気付きにくい場合もあります。
主な原因は基礎代謝の低下といわれており、運動不足、寝不足、食生活など、生活習慣の影響を受けやすくなっています。
倦怠感、疲労感、食欲低下などがある人は全身型冷え性の可能性があります。
生活習慣を見直し、基礎代謝の向上に意識して取り組みましょう。
下半身型(下半身全体の冷え)
下半身型冷え性は、上半身は温かいのにお尻や太ももなどの下半身が冷えている状態です。
デスクワークなどで座ったままの状態が続く方や、下半身の筋肉が弱い方など、下半身の血行が悪くなることで起こりやすくなります。
下半身を中心に筋トレやストレッチを行い、血行を良くするのが効果的といえます。
・冷え性はなぜ起こる
女性では約8割、男性でも約4割以上の人が冷え性の自覚があるそうです。
その理由は大きく分けて4つあります。
1. 筋肉量が少ない
筋肉は、人体最大の熱産生器官です。
さらに、筋肉が伸縮することでポンプのように血液を送り出すので、身体のすみずみまで血液を循環させて身体を温めます。
女性はもともと男性に比べて筋肉量が少ないため、作り出される熱量が少ないうえに、ポンプの力が弱いため、身体が冷えやすいということになります。
身体の末端まで血液が行きにくいため、特に手足が冷えやすくなるのです。
2. ホルモンバランスが乱れやすい
女性は、男性にはない月経、出産、閉経といったライフステージでの変化があり、ホルモンのバランスが乱れやすい傾向にあります。
ホルモンバランスが乱れると、体温調整をしている自律神経が影響をうけて、血液の循環が悪くなり冷え性になりやすいのです。
人によって感じ方はさまざまですが、「生理中は身体が冷えやすい」、「冷えにより生理痛がひどくなる」という方もいます。
また、女性ホルモンの量がぐんと減る更年期には、冷えがひどくなるという方が多くなります。
3. ストレスの影響
社会で生活していくうえで、ストレスはゼロにはできません。
仕事や家事などに追われてイライラするかもしれませんし、夏や冬には、室内と外気温の差が極端に激しくて、それも身体のストレスになります。
ストレスを感じると、誰でも自律神経のバランスを崩しやすくなります。
自律神経は、リラックス状態で優位になる「副交感神経」と緊張状態で優位になる「交感神経」の2つがバランスを保って、身体の機能を調節しています。
しかし、ストレス過多の状態が続くと「交感神経」優位の状態が長くなり、身体は緊張しっぱなし。
末梢血管も収縮を続けて血行不良を招き、冷えた状態を招きます。
4. 生活習慣の乱れ
現代人の体温は、昼夜逆転の生活や朝食抜き、食事の時間がバラバラなど、生活習慣の乱れによって低下しているといわれます。
もともと体温は、早朝が最低で、起床して朝食をとるとともに急激に上がり、昼過ぎから夕方までゆるやかに上昇した後、夜間に向かって下がっていくものです。
しかし、乱れた生活習慣は自律神経のバランスを乱し、体温調節機能が乱れて冷え性を招きます。
また、昨今では夏場はエアコンのきいた室内で冷たいものを食べ、冬場は温かい室内でゴロゴロと、身体の体温調節機能を使わない生活が主流。そのため、もともと備わっていた体温調節機能が低下している人が増えているのです。
・対策
入浴で身体を温める
普段シャワー浴で済ませているという方は、湯船につかる習慣をつけるとよいでしょう。
おすすめは38度~40度のお湯に少し長めにつかること。
全身の血行が良くなり、身体をじっくり温められます。
冷え性改善のための入浴法では、半身浴ではなく全身浴が効果的です。
肩までしっかりつかれば、全身の毛細血管が広がり、血流も良くなるでしょう。
運動して基礎代謝を上げる
運動は冷え解消のためにとても重要です。
一時的に身体を温めるだけでは、時間がたてばまた身体が冷えてしまいます。
運動で基礎代謝を上げれば、冷えにくく温まりやすい体質へと変えることが期待できます。
身体を鍛えて筋肉量を増やすことも、冷え性改善にとても有効です。
身体のなかで大きな筋肉「太もも」「お尻」。
スクワットは太もも、お尻、ふくらはぎを鍛えられるのでおすすめです。
・まとめ
冷え性を解消するために、即効性のある方法はありません。
ただし、生活習慣の改善で解消することは可能です。
今回ご紹介した方法のなかから、自分の生活に取り入れやすいものを試してみてください。
続けていくことで、冷え性が少しずつ改善していくはずです。
冷え改善には継続が大事ですね。
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