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冬の高血圧にはご用心!ヒートショックってご存知ですか?
2022-12-07健康情報
工藤 KUDOU
いよいよ冬到来。寒い時期こそ気をつけたい「高血圧」。今回は「高血圧」について少しばかり。
高血圧とは
高血圧とは安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。高血圧の状態が続くと、血管に負担がかかり、動脈硬化を促進させることとなります。また、高血圧を放置すると、脳卒中や心疾患、慢性腎臓病などの大きな病気にもつながるリスクがありますので注意が必要です。
どうして冬場に血圧が高くなるの?
血圧が変動する要因のひとつに末梢血管の抵抗があります。冬は寒いので、熱が外部へ逃げることを阻止しようとし、血管が収縮して細くなります。すると、血管の面積が小さくなり、血液を送るために大きな力が必要になります。この大きな力がかかることによって血圧が上昇するのです。
春~秋は正常値でも冬は血圧が高くなる可能性もあるため、特に高齢者の方は注意が必要です。
冬場は注意! ヒートショック
ヒートショックとは?
ヒートショックは急激な温度変化によって血圧が大きく変動することにより、身体に大きな負荷がかかることです。失神や不整脈などを引き起こし、12月から2月の冬場に起こりやすい「浴槽での事故」の一因となっています。重症の場合、死に至ることもあります。
ヒートショックを防ぐための対策
ではヒートショックを防ぐにはどうすればいいんでしょうか?ヒートショックへの対策として重要なのは、寒い季節、脱衣所や浴室を温かくすることです。また、トイレも体を露出させる場所なので、温かく保つと効果的です。
・ シャワーを活用したお湯はり
シャワーを活用した浴槽へのお湯はりは効果的。高い位置に設置したシャワーから浴槽へお温をはることで、浴室全体を温めることができる。湯沸しの最後の5分を熱めのシャワーで給湯しても十分効果がある。
・ 夕食前・日没前の入浴
夕食を食べる前、日没前に入浴することも良い対策法だ。日中は日没後に比べ、外気温が比較的高く、脱衣所や浴室がそれほど冷え込まないことに加え、人の生理機能が高い時間帯に入浴することで、温度差への適応がしやすくなる。
・ 食事直後・飲酒時の入浴を控える
食後1時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすくなるため、入浴を控えた方がよい。
・ 湯温設定41℃以下
お湯の温度を41℃以下にし、温め過ぎないようにすると、急激な血圧低下を防げる。
これらの対策をして、ヒートショックによる不慮の事故を回避しましょう。
一定のリズム、適度な刺激のマッサージは、血圧の安定に効果が期待できます。筋肉の緊張をほぐし、血流を促進させることと、リラックス効果により自律神経の安定がはかられるためだと思います。
運動不足やストレス過多等で血圧が高めの方は、定期的なマッサージによるメンテナンスはいかがですか?
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