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”こむら返り”とは?
2018-12-08健康情報
こんにちは、横浜店のかせだです。
夜寝ている時や、テレビを見ながらリラックスしている時、あるいは、スポーツをしている時などに何の前触れもなく足がつってしまうことはありませんか?
特に多いのはふくらはぎがつるケースで、昔はふくらはぎを「こむら(腓)」と言ったことから「こむら返り」ともいわれています。
普段は、歩いたり運動するときは、自分の意志で足の筋肉を動かしています。ところが何らかの原因で、自分の意志とは関係なく足の筋肉が突然痙攣(けいれん)を起こす事があります。
筋肉が収縮したままで硬直して、元に戻りにくくなって、痛みも伴います。それが「足がつる」という症状です。夜にこれが頻繁に起こると寝不足になって生活に支障が出てしまうことがあります。
足がつる原因を理解して、快適な生活を手に入れましょう!
筋肉がつる メカニズム
1.ミネラル不足
もっともよく知られているのが、これです
たくさんの汗をかいたり、 下痢などによって脱水症状におちいる。
血液の中にあるカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルイオンのことを指します。ミネラルは筋肉や神経の働きを調整しており、もし何らかの要因によりミネラルバランスが崩れてしまうと、筋肉に異常興奮を引き起こしやすくなり、足がつりやすくなると考えられているのです。
2.筋肉疲労
スポーツの試合終盤に選手の足がつってしまう場面は、ほとんどが筋肉疲労が主原因です
身体に力が入りすぎたり、緊張状態が強かったり、いつもと違う動きをすると筋肉がビックリしてしまい早く疲労します。
これ以上緊張したり緩めたりをコントロールすることができない!ある種のギブアップ宣言が足がつることなんです。
3.冷え
手先足先が冷えて、固まった筋肉は、血管を圧迫して手先足先まで血液が行き渡らなくなります。冷え固まった筋肉は十分に緩むことができないので、ちょっとした動きでも筋肉がけいれんして、つりやすくなってしまうんです。
4.睡眠中に足がつる
睡眠時は汗を多くかいており脱水傾向になっています。さらに全身をほとんど動かさないため、心拍数も減り、血行は低下しています。夏場に冷房をつけっぱなしで寝たり布団をかけずに寝ると、足の筋肉が冷え血管も収縮して、血行はさらに悪くなります。こういった悪い状況でイオンバランスが崩れているときに、寝返りをうって筋肉に刺激が加わると、筋肉の過剰な収縮が起こり足がつってしまうのです。
ちなみに仰向けで重い掛布団を使うと足首の関節が伸ばされ「こむら返り」が起こりやすくなります
5.中年になるとリスクが高まる,
筋肉量が減少して筋肉内の血行が低下や乳酸などの疲労物質が排出しづらくなって筋肉細胞が暴走しやすくなってしまう。
年をとると大した運動をしなくても筋肉に疲労が生じ睡眠中にも足がつるリスクが高まってしまいます。
治療はどうすればいいの?
1.マッサージをうけよう
マッサージで筋肉の血行を促進させて乳酸などの疲労物質を排出させ、冷えなどを解消させていきます。
局所的なマッサージ(ふくらはぎや足の裏)だけではなく、腰や臀部から足先にかけてマッサージしたほうがより効果的に血流の改善が期待できます。
マッサージだけでなく、鍼治療でもつることの予防はもちろんのこと、硬くなってしまった筋肉を柔らかくする効果は絶大です!
2.ミネラル不足を解消しよう
水分補給はミネラルの入った水分(スポーツドリンク)を積極的に補給する。
多くのミネラルが、筋肉の動きに関与しています。特に、大切なのはカルシウムとマグネシウムです。カルシウムは筋肉の収縮をスムーズにする働きがあり、不足すると筋肉の伸縮がうまくできなくなるため、けいれんを起こしやすくなります。そして、カルシウムの働きを調節をするのがマグネシウムで、神経の興奮を抑えて筋肉を収縮する働きがあります。ですから、カルシウムとのバランスが大切。また、ビタミンB1やタウリンの不足も筋肉疲労につながり、足がつる原因と言われていますので、合わせて意識して摂るようにしてください。
・カルシウムが多く含まれている小魚や干しエビ、牛乳、チーズやヨーグルトなどの乳製品、大豆製品など
・マグネシウムを多く含むアーモンドや大豆・大豆製品、ひじきなど
・ビタミンB1は、豚肉、ウナギの蒲焼き、卵、豆類など
・タウリンはイカ・タコ・エビなどの魚介類や貝類など
積極的に摂るように心がけましょう。
寒い季節になってきましたが、お身体が冷えて足がつりやすくなる時期でもあります。
このブログを参考にしていただいて、足がつらない毎日を過ごしていただければ幸いです。
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