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美味しく飲みたいビール!ビールについて知ろう!
2022-08-28健康情報
美味しく飲みたいビール! ビールについて知ろう!
こんにちは。LUXAS+横浜 新井です。
まだまだ暑く残暑も厳しいですよね。暑い日は冷たいビールを飲むのが楽しみな方多いと思います。
ベイスターズファンの私は、ハマスタ観戦しながらのビールがたまりません!
そこでビールについて酔う前に調べてみました。
・ビール腹の原因は
お酒好きな人のお腹がぽっこりと出ていると「ビール腹」なんて言いますが、実はビールそのもので太るということではありません。
アルコール由来のカロリーは、脂肪として蓄積されにくく、優先的に分解されてすぐに熱に変わります。
お酒はアルコール度数が高くなればなるほどカロリーも高くなりますが、摂取してもすぐに消費されるので直接「太る」ことにはつながらないのです。
ではなぜ「ビールは太る」と言われるのでしょう。それはビールに、脂肪のもとになる糖質やたんぱく質といった栄養素が含まれているからです。脂肪のもとになるカロリーも含まれているのです。
とはいえ、ビールに含まれている糖質は350㎖あたり約10g。ご飯一杯(150g)に約55g、食パン1枚(60g)に約28gに比べるとかなり低いことがわかります。
決して「ビールは太る」と言われるような数字ではありません。
・ビールに含まれている栄養素は
ビールの主原料である、大麦、ホップ、酵母には栄養素が豊富に含まれていて、身体に良い作用をもたらしてくれます。
大麦に含まれるβ-グルカンは水溶性の食物繊維。これは悪玉コレステロールや内臓脂肪を低減させる働きがあります。
ホップは、昔から民間薬として用いられてきた植物です。女性ホルモンと似た働きをするフィストロゲンが含まれているため、更年期障害を軽減することが知られています。
また鎮静作用、睡眠作用、抗菌作用、健胃作用、食欲増進などの効果もあるとされています。
しかし、これらの成分がビールに含まれるのはほんのわずか。残念ながらたくさん飲んだからといって効果が期待できるほどの量ではありません。
酵母は、麦芽から作られた麦汁に含まれる豊富な栄養素を取り込んで発酵します。
そして発酵を終えた段階で、酵母には麦汁の栄養素がたっぷりと吸収されているのです。
酵母の成分のうち約50%がたんぱく質です。そこには18種類のアミノ酸がバランスよく含まれていて、体内で作ることのできない必須アミノ酸が8種類も含まれています。
アミノ酸には代謝を促進したり免疫力をアップする働きがあるので、健康維持にも一役買ってくれそうです。また、不足しがちなビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は、体内に取り入れた栄養素のエネルギー変換を助ける働きがあるので、新陳代謝を活発にする効果も期待されます。
新陳代謝がよくなることで、疲労回復の促進や皮膚や粘膜などを健康な状態に保つ手助けにもなります。
さらに、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。とくにカリウムの量は多く、ナトリウムを体外に排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節してくれます。
ちなみに、ビールを飲むとトイレが近くなったり、塩気のあるおつまみがほしくなるのは、このカリウムの働きによるものです。
・でも飲み過ぎに注意
いくらビールに健康効果があるといっても、度を越えた飲み方では身体に害を与えてしまいます。
ではどのくらいならよいのでしょうか。体内に吸収されたアルコールは、個人差はあるもののだいたい体重1kgあたり0.15g/時間の速度で消えていくといわれています。
これで計算すると体重60kgの人なら1時間に9g。350㎖の缶ビール1本を約90分かけて飲めば、酔わないということです。
でも、このペースで飲んでもビールが美味しいわけではありませんよね。
これはあくまでも計算上のことであって、その日の体調や個人差があるし、また酔ったとしても二日酔いになるほどでなければ問題なかったりします。
適量を超えれば酔いがひどくなり、吐き気、頭痛、眠気などの症状を引き起こし、さらには次の日まで残る二日酔いとなります。
このくらいならまだ許せますが、さらに過度の飲酒を続けると、肝臓がやられてしまいます。
日頃からよく飲む人は、自分のペースを考えて、飲み過ぎないように注意しましょう。
間違っても「ビールは身体に良いんだからもう1杯」と大手を振って飲めるわけではないのですよ。
・プリン体は悪者?
適量を飲んでいる限り糖質やプリン体は気にしなくて良いでしょう。
尿酸値が高くなって痛風になるというのは必ずしもビールが原因とは限りません。今は遺伝子が強い影響を与えているとも言われています。
実際に缶ビール350㎖に含まれているプリン体は約20mg。牛肉や豚肉100gに含まれるプリン体と比べるとわずか4分の1程度の量です。
ちなみに、焼酎やウイスキーなどプリン体を含まないお酒でも身体がアルコールを分解する際には尿酸値が上昇するんですよ。
プリン体は一般的に摂取しすぎると身体に悪いという印象を持つ方も多いでしょう。
しかしプリン体は、実際には私たちの体内でも生成されており、細胞の代謝や増殖を助ける役目を担っています。
私たちが食事から摂取するプリン体は全体の約2割ほどで、約8割は細胞の新陳代謝を行うプロセスでつくられています。
・ここでちょっと尿酸のはなし
尿酸は、プリン体が肝臓で分解されて生じる老廃物です。
一定量を超えた尿酸は尿や便として排泄されます。1日に体内で産生される尿酸はおよそ700mgで、同じ1日に体外へ排出される量も700mg。体内の尿酸は常に一定量(健康成人男性の場合約1200mg)に保たれています。
血液中の尿酸の濃度を「尿酸値」と呼び、男性は3.0~6.9mg/dℓ、女性は2.5~6.0mg/dℓが正常値とされています。
この数値は尿酸の血液中での飽和濃度に相当し、その基準を超えるとそれ以上は血液中に溶け込めなくなるという値です。
尿酸が血液に溶けずに結晶化すると、各関節や腎臓、尿路などに沈着していきます。
この状態を「高尿酸血症」といい、尿酸が関節部に沈着すると痛風を起こします。
・まとめ
この暑さも手伝ってビールも美味しく、量も進みますよね。ビールが美味しいと食事もさらに進みます。
でも美味しいし、身体に良い栄養素が多いからといってたくさん飲んで良いというわけではありません。
何事も適量が大切ですし、自分の飲める量も把握しておいた方が良いでしょう。
ビールは美味しく飲みたいですから。
ビールだけで太ったり痛風になるわけではありませんが、そこも気を付けたいポイントですね。
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