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汗のニオイ 3つの原因と対策
2022-06-22おすすめ
こんにちは、柏です
気温と湿度が上がって普通に過ごしていても汗ばむ季節になってきました
「汗のニオイ」が気になる時期ですよね
そこで今回は「汗のニオイ〜原因と対策〜」について調べてみました
〜本来無臭の汗 ニオイがする様になるのはなぜ?〜
汗って「ニオイがするもの」と思われがちですが、汗自体は「無臭」
皮膚にある皮脂やアカと汗が混ざり、皮膚常在菌の働きで分解・酸化されることでニオイが発生します
汗の成分は99%が水分(そのほか少量のナトリウム)で
ごく僅かに乳酸や尿素といった成分も含まれますが、それら自体はニオイがするものではありません
汗をかくことでニオイが生じるのは
①汗腺の働きが低下してろ過されていない
②血液に含まれる成分が多くろ過が追いつかない
③皮膚常在菌が多くニオイの元が作られやすい
が主な原因になります
〜 ①汗腺の働きが低下してろ過されていない 〜
汗は血液から作られますが、血液をろ過して汗として分泌する働きがあるのが「汗腺」です
汗腺は全身に2000〜5000個ほどあって、体に必要なミネラルを再吸収したり不要な成分をろ過する働きがあります
きちんとろ過された汗は成分の濃度が薄くてほとんど水に近く、サラサラとして蒸発しやすいのですが
きちんとろ過されなかった場合は成分の濃度が濃くなり、ベタつきやすく蒸発しにくくなります
汗腺の機能が落ちると血液から成分をろ過する働きも落ちてしまうため汗に残る成分の量が増えるため
ベタつきやすく、ニオイの原因となる成分を多く含んだ汗となります
普段から汗をかく機会がない人は、汗腺が使われずに機能が衰えていってしまうので
冷房の効いた室内での作業が多かったり、運動や入浴で汗をかく機会が少ない人は汗腺が十分に機能できていないかもしれません
〜 ②血液に含まれる成分が多くろ過が追いつかない 〜
血液に含まれる成分が多い場合、ろ過が追いつかずニオイの元となる成分が多く含まれた汗をかきやすくなります
・肉に含まれるタンパク質
・ニンニクに含まれるアリシン
・乳製品やラードに含まれる脂肪酸
これらの食品を多く摂ることで成分の濃度が上がるため、ニオイを発しやすい汗(血液)になります
ビタミンC、ビタミンE、カテキン、ポリフェノールなどが多く含まれる緑黄色野菜や緑茶
これらを積極的に摂ることでタンパク質や脂質の酸化を防ぐことができます
また、タンパク質を代謝するためにはビタミンB6が必要です
マグロやカツオ、レバー、バナナ、卵、ごま、大豆などに含まれているので、タンパク質を摂る時は一緒に摂取しましょう
日常的にプロテインを摂取する人は、きな粉を混ぜることでタンパク質の代謝、吸収も上がり汗のニオイ予防にもなるのでオススメです!
〜 ③皮膚常在菌が多くニオイが作られやすい場合 〜
ヒトの皮膚の上に存在している皮膚常在菌(20〜30種類ほどいるそうです)
皮膚常在菌が皮脂や汗に含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分が酸化、分解するのですが
その際に不快なニオイのするガス(揮発性成分)を発することで汗のニオイになります
これらの皮膚常在菌は、皮脂や角質に汗が混ざった物を栄養源として増殖します
汗をかいたらそのまま放置せずに拭き取る
朝起きたら外出前にシャワーを浴びて汗を流す
以上を心がけることで菌の増殖を防いで汗のニオイを予防するようにしましょう
日ごろから汗をかいて汗腺が使われると、ろ過する能力も向上することが研究で解明されています
お風呂やサウナで汗を流すもよし、運動で筋肉を使うもよし
疲れがたまって運動できない、代謝が上がらないという方はマッサージをうけてみてはいかがでしょうか?笑
体調も整えながら、ニオイを気にせず今年の夏を過ごしましょう!
柏
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