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その腰の痛みはどこから来ていますか?
2021-09-28健康情報
その腰の痛みはどこから来ていますか?
こんにちは。LUXAS+横浜 新井です。
私も含め、多くの方たちが悩まされている腰痛。特にぎっくり腰になってしまうと、一大事だ!重症だ!と思ってしまいますよね。
でも、その痛みはどこから来ていますか?骨ですか?神経ですか?筋肉ですか?
骨だったら一大事ですが、筋肉だったら…筋肉痛ですかね?
筋肉痛だと思えば、少しは気持ちも楽になりませんか。
85%の腰痛は
腰痛のうち原因が特定できるのは約15%。画像検査による診断や診察で原因がわかるものです。
残りの約85%は検査しても痛みの原因となる異常が見つからない腰痛です。いわゆるぎっくり腰もこれに入ります。
この原因のわからない約85%の多くは筋・筋膜性腰痛と言われる症状です。
筋・筋膜性腰痛とは
筋肉や筋膜が原因となって起こる腰痛のこと。
不良姿勢などで慢性的に筋肉や筋膜への持続的な負担が生じた場合や、スポーツなどで腰の筋肉に急な負荷がかかった場合などに発症します。
急な腰の痛みとして知られているぎっくり腰も筋・筋膜性腰痛であることが多いです。
原因
特に痛めやすい姿勢として多いのが、前傾姿勢でなおかつ身体を捻じるような姿勢をとったりするときです。
そのような場合、筋肉に強い負担がかかり、筋肉が損傷してしまうことで腰痛の原因となります。
また、長時間のデスクワークや中腰作業などによる慢性的な疲労により、筋肉や筋膜が損傷したり、特定の筋肉が過剰に働いたりしていると、そこの動きが悪くなったり、筋肉が緊張することがあります。
筋膜は筋肉よりも痛みを感知するセンサーが多いため、動きが悪くなったり筋肉が緊張して引っ張られ続けることでセンサーが反応して痛みとして感じるようになるんですね。
症状
脊柱起立筋や腰椎筋膜に沿った痛みや圧痛、動いたときの痛みが出ます。腰椎椎間板ヘルニアのように決まった動きでの痛みよりも、何をしても痛いというような曖昧な症状がみられます。
また、レントゲンやMRIで見られるような骨や神経の異常やシビレ、感覚異常などの神経症状がないのが特徴です。
治療
発症直後の急な強い痛みには、基本的にはアイシングと安静が大切になってきます。
ただし、過度な安静は痛みを長引かせる原因にもなってしまうため、痛みが落ち着いてきたら速やかに軽めのストレッチなど始めましょう。
そして、損傷部位を温めることで、血行が改善され修復を早めてくれます。また、損傷した筋肉は筋力が低下してしまっている可能性もあるため、再発を防ぐためにも筋力トレーニングを行うことも重要になってきます。
過剰に働き過ぎている筋肉の緊張を緩和し、逆に働きが弱く他の部位に負担をかけている筋肉の強化をしていきます。
筋膜は身体の他の部位の筋肉とつながっているため、他の部位もその影響を受けます。そのため、痛みの出ている腰だけではなく、腰に影響を及ぼしている背中やお尻に対しても、アプローチをして行きましょう。
対策
仕事やスポーツを行う姿勢や動作方法などに原因があるようであればそれを改善し、筋・筋膜にかかるストレスの軽減を図っていく必要がありますね。
それと、硬くなって伸びにくい筋肉と、普段使わずに弱くなっている筋肉があります。伸びにくい筋肉はストレッチ、弱くなっている筋肉は鍛えていくことが大切です。
ストレッチはお尻、もも裏、股関節前、腰背部が良いですし、散歩やウォーキングなど、歩くことも手軽に始められる対策のひとつですね。
まとめ
筋・筋膜性腰痛はMRI、レントゲンなどの画像検査では見つかりません。
なぜなら、筋肉と筋膜が原因だからです。姿勢や生活習慣が大きく影響することから、ある意味「生活習慣病」「筋肉痛」と思えば腰への怖さも少なくなると思いませんか?
デスクワークや家事のときの姿勢を少し思い出してみてください。
その姿勢を治すだけで腰痛とはサヨナラできるかもしれませんね。
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