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リンパって何だろう?
2021-09-05健康情報
加世田 KASEDA
顔が浮腫んだり、足が浮腫んだりした時や美容や小顔になるためにリンパマッサージをすると効果的に改善すると言われていますが、そもそもリンパって何なんでしょうか?
今回は、そのリンパについてしっかり理解していきましょう!
血管が全身に張り巡らされ、血液を全身に行き渡らせています。それと同じようにリンパ管が全身に張り巡らされ、その中をリンパ液が流れています。リンパ液は、毛細血管から出た水分のうち、再吸収されずに組織間に残った組織液の事です。
リンパには、リンパ球・脂質・無機塩などが含まれていて、末梢から首の下にある鎖骨下静脈(さこつかじょうみゃく)に繋がり、リンパ液は、ここから静脈へ流れ込み回収しています。
私はマッサージの資格以外に鍼・灸の資格も保持して30年ほど、治療院をやっていました。その治療院の時には、多くの患者さんを治療して、不快な症状を改善してきました。
そんな 加世田が、「リンパ」について説明していきます。
リンパ管の中のリンパ液はどうやって回収されるの?
心臓の拍動によって動脈の血液は全身に巡っています。静脈の血液が心臓へ戻るには筋肉とポンプと静脈弁の働きで戻ります。
リンパの流れは、末梢から中心へ向かう流れしかありません。リンパ管には、静脈と同じような弁があり、逆流を防いでいます。そして、リンパの流れを作っているのは、臓器の働きや筋肉の動きです。筋肉の伸縮や外部の圧力によって流れが良くなります。1日中パソコン作業などをしていると足が浮腫んでしまうのは足の筋肉の伸縮が少ないためです。
リンパの流れが良くなると、老廃物は除去され、必要な栄養素が全身に行き渡るようになります。
リンパの働き
リンパの働きには大きく2つの役割があります。体内の老廃物の回収と運搬を行う排泄機能と細菌や異物が体内に入らないようにする免疫機能です。
リンパ管が走行する途中にリンパ節という組織があって800か所以上あると言われています。首・脇・鼠径部に蜜集しています。
リンパ節の中には、リンパ球やマクロファージ(免疫細胞)といった白血球が存在して、細菌や異物を取り込んで除去するフィルターのような働きをしています。
つまり、身体中を循環している血液から染み出て来る栄養素と水分を、もう一度血管に戻してやったり、血液が回収できなかった老廃物を集める役目と侵入してきたウイルスや細菌を除去することとウイルスの情報を記憶する働きがあります。リンパ液は血液のサポートをしているとも言えます。
リンパがあることで、私たちの身体は老廃物が溜まることなく、栄養が全身をめぐり、外敵から守られて健康を維持しているのです!
マッサージの効果は全身に血行とリンパの流れを良くすることが目的で行われます。日頃からマッサージで体調管理していきましょう!
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