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暑いなかマスクをして呼吸が浅くなっていませんか?
2021-08-30健康情報
こんにちは。LUXAS+横浜 新井です。
毎日暑い日が続いていますね。暑い中マスクをしていて呼吸が浅くなっていませんか?
呼吸が浅いと酸素が不足してしまいます。特に脳は酸素不足になりがち。
今回は浅くなりがちな呼吸について考えてみます。
酸欠と筋肉の影響
人間の身体は取り込める酸素量が少なくなると、その少ない酸素で何とかやり繰りして、バランスを取ろうとします。
すべての組織や細胞が、平等に酸素不足になってしまう訳ではありません。つまり優先順位を決めて、酸素の配分調整をします。
それをするときに、まず重要なのは「死なない」こと。 脳や内臓の機能が落ちてしまったら危ないので、こうした生命活動の大切な部分は優先的に守ろうとします。
その分、歩いたり立ち上がったりする、体を動かすための筋肉にしわ寄せがくるんですね。
死ぬほどではないけれど、満足に機能できない部分が作られてしまいます。
筋肉が酸欠を起こせば、柔軟性が損なわれ硬くなります。血流を悪くさせ、身体を冷やす原因にもなります。
肺の大きさ
まず限界まで大きく息を吸ってみてください。2、3回続けると身体のどこがどういう風に動いて膨らみますか?
肺の大きさは、上は鎖骨の2,3cm上まで、下は肋骨の底辺近く、背中側にも大きく広がり背中の真ん中あたりまで及んでいます。
では、大きさをふまえたうえでもう一度大きく吸い込んでみましょう。
鎖骨の近辺が膨らんでいませんか?肋骨だけではなく、背中も膨らんできませんか?
みなさんは肺という臓器を小さくイメージしていませんでしたか。肺が膨らむので胸の前辺り、胴体の上の方にあると思っていた方が多いと思います。
まさか鎖骨を越えて来るとは思っていなかったでしょう。思っていた以上に肺は大きくたくさん空気がはいるんですよ。
胸式呼吸と腹式呼吸
胸式呼吸は胸を空気で膨らませるイメージ。肋骨を開いて肺の容量を広げ、空気を取り込みます。
一度に吸える量は腹式より少なくなりますが、素早く行えるメリットがあります。
腹式呼吸は横隔膜が下がって肺の容量を拡大し、空気を取り込みます。
お腹が膨らむのは肺のすぐ下にある横隔膜が下がって、内臓を押し出すからです。横隔膜を大きく動かすため、一般的な胸式呼吸よりも一度に吸う量が多くなります。
呼吸がゆっくりになるため、気持ちが落ち着いてリラックスしているときにてきしているんですよ。
どちらが良い
どちらが良いのかと思う人も多いと思いますが、胸式も腹式も同時に行った全体呼吸が良いと思います。
普通に無意識で呼吸をしているときには自然とこの全体呼吸になっているんですよ。
けれども、横隔膜の動きは意識的に大きくしないとなかなか認識できません。なので、腹式呼吸は意識して行うものだと思い込まれてしまっています。これが胸式か腹式かを選択する勘違いを引き起こしています。
あくまでも普通に無意識で行っている呼吸ですよ。
腹式呼吸の良い所は副交感神経が優位になるところ。筋肉の緊張が解け、気持ちが安定してストレスが軽減されます。
さあ、深呼吸をしてみましょう。
深呼吸をすると
深呼吸をするとリラックスをして和らいだ気持ちになりますよね。
呼吸の状態は心にも直接関わっていきます。呼吸が浅くなると不安感が強くなります。
人間は酸素を吸収しなければ生きていけず、その大切な酸素が足りないという状態は、生命体にとってやはり心安らぐものではないではないでしょう。呼吸の浅さから来る不安感はその表れです。
ですから深呼吸すると、その瞬間だけでもリラックスできるんですよ。
正しい深呼吸
1,息を吐ききった状態にし、鼻からゆっくりと肺いっぱいに息を吸い込みます。肺の大きさを意識しましょう。呼吸が浅い人はすぐ息を吐きたくなってしまいますが、ぐっと我慢して息を吸うことに集中します。
2,お腹まで膨らませて吸い込み背筋を伸ばします。
3,吸うときの倍くらい時間をかけるイメージで口からスーッと吐いていきます。
正しく呼吸することで副交感神経を刺激し、交感神経優位の身体をリラックス状態にする効果があり、自律神経のバランスを整えます。
まとめ
呼吸は自分の意志で自律神経のバランスを調整できる貴重な方法です。ストレスや緊張時状態だと浅い呼吸になりやすいもの。このとき意識的に深く息を吐くと、副交感神経の働きが高まります。ため息もそのひとつ。心を落ち着かせる方法なんですよ。正しい肺の大きさ、動きを認識して大きく深呼吸。暑いときのマスク生活を少しでも楽にしていきましょう。
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