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土ふまずや踵が痛い!それって「足底腱膜炎」かもしれません!
2021-08-18健康情報
工藤 KUDOU
いつもお世話になっております。LUXAS+横浜元町中華街の工藤です。前々回は「種子骨炎」。前回が「モートン病」という足裏の障害についてでしたが、今回も引き続き足裏の障害の「足底腱膜炎」について書いていきますね。
「種子骨炎」についてはこちらのブログから
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https://www.toho-massage.com/salon/yokohama/news_detail.php?mode=preview&id=1958
「モートン病」についてはこちらのブログから
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https://www.toho-massage.com/salon/yokohama/news_detail.php?mode=preview&id=1973
まずは、足底腱膜とは?
つま先から踵まで足裏を縦に走っている強靭な繊維状の組織です。この足底腱膜は、土ふまず(縦アーチ)を保って、歩行やランニングによる衝撃を吸収します。そして、吸収した力を蹴り出すエネルギーとして活用します。
なので、足底腱膜の働きが悪くなると、走りにくさや歩きにくさを感じます。
<目次>
足底腱膜炎の原因
足底腱膜炎の症状
足底腱膜炎の予防
足底腱膜炎の原因
ランニングやジャンプ動作などで、荷重による衝撃(圧迫力)と強く引っ張られる力(牽引力)の両方が繰り返されると、足底腱膜に大きな負荷が集中して、小さな断裂や炎症がおこりやすくなります。損傷がすぐに治癒すれば症状はおきませんが、年齢を重ねると治癒が遅れて治りきらない状態になります。傷が生じると生体の反応として血管を増やしますが、血管と神経は対になって一緒に増えるので、足底腱膜の踵の部分には普段は認めないような異常な血管と神経が増加して過敏な状態になり、鋭い痛みの原因となる。
足底腱膜炎の誘発要因は、スポーツによるオーバーユース(使い過ぎ)をはじめ、長時間の歩行や立ち仕事、不適切なシューズの使用、固い路面でのトレーニング、足の筋力不足や柔軟性の低下、足の形の変形(扁平足や外反母趾)などがあげられます。
足底腱膜炎の症状
足底腱膜炎になると、踵や足底が地面に着地した際に、足底腱膜が伸ばされて痛みを感じます。
踵に近い「腱膜起始部」に最も多く発生し、次に「土ふまず」によくみられます。
特に、朝起きてからの一歩目や、運動開始時に痛みが出やすいです。
また慢性化すると、踵の骨に骨棘と呼ばれる突起ができて、さらに痛みが増し、なかには、なかなか治りにくい難治性足底腱膜炎となることがあります。
足底腱膜炎の予防
1.オーバーユースに気をつけろ
練習量を減らすことで、足底への負担を軽減する。場合によっては、痛みが治るまでは休養しましょう。
2.シューズの選択
踵のクッションが薄いシューズは、着地時の衝撃が足にダイレクトに伝わります。ですので、クッション性に優れたシューズを選びましょう。
また、インソールを使用して足底のアーチを矯正・調整も効果アリ。
3.足の筋肉と柔軟性を高める
足の筋力や柔軟性が低下すると、足底腱膜に牽引力(引っぱられるストレス)がかかり、炎症を起こしやすくなります。足底やふくらはぎの筋肉のストレッチやトレーニングをとりいれ、筋力と柔軟性アップを目指しましょう。
足底腱膜炎に効果的なストレッチ
簡単なので、是非やってみましょう!
☆足底のストレッチ
足裏が伸びるのを意識しながら、足の踵から足首にかけてゆっくり反らします。
土ふまず付近をマッサージしてみましょう。
☆ふくらはぎのストレッチ
右足を前にして、前後に足を開きます。両足とも踵は床につけるのがポイントです。右膝をゆっくり曲げて、左足のふくらはぎを伸ばしましょう。壁を押しながら行うと、体重が後ろの足にかかりやすくなって効果的です。
今回のまとめ!
・足裏には足底腱膜という靭帯組織がありますよ。
・踵や土ふまずのあたりに痛みがでますよ。
・起床時に激しい痛みがみられますよ。40~60歳代が多いですよ。
・スポーツなどでの使い過ぎでおきますよ。
・シューズはクッション性の高いものにしようよ。
・肥満や運動不足も原因になりますよ。
・予防のために足裏とふくらはぎのストレッチ、マッサージしようよ!
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