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テニスで肩の前側が痛くなったというあなた!
2021-07-22健康情報
こんにちは!ラクサス+横浜の藤倉です。今日はこんなお悩みにお答えします!
「テニスをやると利き腕の肩の前がズキンと痛むんだけどどうすればいいの?」
僕はマッサージの資格の他に、アスレティックトレーナーというスポーツに関わるトレーナーの資格も保持しています。もちろんスポーツやスポーツの怪我に関する勉強もしています。
そんな僕がお答えします!
まずは痛い場所をチェック!
今回の症状では肩の前側の図の印がついてる部分に痛みを感じているようです。
肩は大きく動かすことができる分、不安定な関節ともいえます。だから痛みが出る原因も様々です。今回は代表的な症状に絞って詳しく見てみましょう!
代表例1「上腕二頭筋長頭腱炎」
いきなり漢字だらけのテーマがきちゃいましたが、「じょうわんにとうきんちょうとうけんえん」と読みます。上腕二頭筋というのは腕の力こぶを作る筋肉です。
この筋肉は上の方で二股に分かれて骨にくっついています。長い方と短い方とあり、今回注目するのは長い方の「長頭」です。その上腕二頭筋の長頭の「腱」という骨に付着する硬いスジが炎症を起こしているから、上腕二頭筋長頭腱炎と呼ぶわけです。
テニスのスイングで肩甲骨がスムーズに動いてくれないとこの腱が肩の前側の骨で擦れてしまいます。そのストレスが繰り返されることで炎症が起きてしまうのです。
自分の肩の痛みが上腕二頭筋長頭腱炎かどうかチェックするには、いくつかの方法がありますが最も確実なのは「整形外科」に行くことです。「診断」を出せるのはお医者様だけです。
この症状に悩まされる人はまずは炎症を抑えなければなりません。しばらくテニスをお休みする必要もあるかもしれません。上腕二頭筋の緊張をマッサージなどでとってあげれば腱のストレスが多少緩和されるはずです。
炎症がおさまり、筋肉の緊張が減ってくれば、テニスをしても痛みは感じないかもしれません。でも今テニスを再開したらまた同じ痛みに襲われる可能性があります。なぜなら腱炎になった原因が解決されていないから。
肩甲骨がスムーズに動いていなかったり、フォームが手打ちになっていたりすると、上腕二頭筋の腱には負担がかかってしまいます。だからまずは原因を見極め、そこを改善しながらテニスに復帰していくというのが重要です。
原因に肩甲骨の動作不良や、肩の動きの悪さがみられた場合は、マッサージや簡単な運動で改善することもできるかもしれないのでお店に来ていただければお手伝いができるかもしれません。
代表例2「肩関節インピンジメント症候群」
インピンジメント症候群も肩の前側から上側にかけて痛みが出る怪我です。インピンジメントというのは「衝突」という意味です。腕の骨と、肩甲骨に挟み込まれた組織が炎症を起こすのがこの怪我です。
腕を横から上げた時、およそ60度から120度の間で痛みが出る場合はこのインピンジメント症候群に陥っている可能性が高いです。
原因は主に「使い過ぎ」ですが、肩周りの筋肉の緊張や、肩を安定させる筋肉の弱体化も影響していると言われています。腕を頭上にあげるオーバーヘッドスポーツをやっている人がなりやすいケガとも言われていますね。
治療は主に安静にすることがメインになりますが、痛みが強い場合は整形外科で痛み止めの注射を打ってもらう事も有効です。
痛みがおさまってきたら、肩周りの動作を改善するためにマッサージやリハビリテーションを行うことが必要です。なぜなら、そこが改善されていないとまた同じ症状に悩まされることになるからです。
よく、肩のインナーマッスルをトレーニングする、なんてことを聞くかもしれませんが、そういったトレーニングも肩のインピンジメントには有効です。自分でも簡単にできるエクササイズなので、痛みが引いてきたら実施するのは再発予防にも効果的です。
まとめ
テニスをやっていて、肩が痛くなってしまうと、楽しくプレーができなくなってしまいますよね。痛みを放置しているとどんどん悪化していってしまいます。なるべく早いうちに対処したほうが治りも早いです。症状が軽ければマッサージや鍼治療で対応できる事もありますので、ぜひご検討くださいませ!
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