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女性に多い下肢静脈瘤の原因・症状・予防。マッサージは?
2021-02-15健康情報
工藤 KUDOU
こんにちは。LUXAS+元町・中華街の工藤です。施術歴16年の中堅どころです。今まで施術してきて、多かった悩みの1つが脚のむくみ・だるさでした。その原因となるのが下肢静脈瘤です。年齢が増す毎に発症する確率が高まり、女性に多く見られます。なので下肢静脈瘤について少しばかり。
今回の内容はコチラ
☆下肢静脈瘤の症状
☆下肢静脈瘤の原因
☆下肢静脈瘤の予防
☆下肢静脈瘤の症状
①ふくらはぎがだるい
②足の血管が浮き出て見える
③足のむくみ
④足のこむら返り
⑤足がほてる
⑥足のムズムズ感・不快感
⑦足のかゆみ・湿疹
⑧足の色素沈着 など
下肢静脈瘤の症状はほとんどがふくらはぎにおこります。足に血液が溜まることによっておこるので、午後から夕方に症状が強くなるのが特徴です。
☆下肢静脈瘤の原因
下肢静脈瘤ができる原因は、「人間が二足歩行になった」ことにあります。本来心臓に向かって上へと流れるはずの足の静脈血が逆流してしまい、血液がたまることで静脈がコブ状になってしまうんです。ちなみに、人間以外の動物には、下肢静脈瘤はほとんど見られないんですって。
血液は心臓から送り出されて足先まで行き、再び心臓に戻さなければいけないんですが、その高低差たるや約1mもあるんです。重力に逆らって血液を心臓に戻すためには、足(ふくらはぎ)の筋肉のポンプを使って押し戻します。その時に、血液の逆流を防ぐために静脈には「ハ」の字型の弁(逆流防止弁)がいくつもあります。この便の機能不全・低下とふくらはぎのポンプ作用の低下によって下肢静脈瘤ができてしまうんですねー。
下肢静脈瘤は女性に多く、歳を重ねるほど増えます。妊娠時にはホルモンの影響により静脈が柔らかくなって弁が壊れやすくなるため発症しやすくなるんです。また立ち仕事、特にあまり動かない仕事では発症しやすく、1日10時間以上立っている人は重症化しやすくなります。
危険因子
高齢者、女性、妊娠・出産歴、立ち仕事、肥満、便秘、遺伝など
☆下肢静脈瘤の予防
・マッサージ
足のつま先から上にマッサージを行うことは血流改善、リンパ浮腫に良いとされています。
ふくらはぎのポンプ作用を使うために、筋肉へリズミカルな圧迫をあたえ、筋肉が収縮(ふくらむ)、弛緩(ゆるむ)を繰り返すことで血液を 上へ押し上げ心臓へ戻します。
むくみが強い方、足がだるくて辛いかた、是非私どもに相談してください。マッサージで楽になりませんか?お手伝いいたします。
・長時間の立ち仕事を避ける
重力により逆流が増加するので、可能な限り連続しての立ち仕事は避ける。
・弾性ストッキングを着用する
圧迫する事により逆流を減少させます。静脈瘤用の弾性ストッキングの着用がおすすめです。特に長時間の立ち仕事に従事する方、妊娠中の方などは是非。
・運動
ウォーキングなど下肢の筋肉を使う事(ポンプ作用)で血流、リンパの流れを改善していきます。スクワットやかかとの上げ下げなどがおすすめです。
・入浴
1日の終わりに、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで筋肉の緊張が緩み、末梢の血管が広がって、全身の血行が改善される。足に水圧がかかることも溜まった血液を心臓に戻します。
下肢静脈瘤はすぐに重篤な症状を及ぼすものではありませんが、不快症状や見た目の変化などが生じます。QOL(生活の質)を改善するために今あげた予防を試してみましょう!
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