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あなたの肩甲骨が硬い理由
2020-11-21健康情報
こんにちは、柏です。
肩が痛い、肩を回す時に動かしにくい
思い当たる人は肩甲骨が硬くなっているかも!
この記事では肩甲骨が硬くなる理由や、硬いことで生じるデメリットやケアの方法などを解説していきたいと思います。
腕が上がりにくい、肩を回すとゴリゴリ音がする、心当たりのある方はぜひお付き合いください!
↓↓この記事で解説していること↓↓
1、肩甲骨が硬いってどういうこと?
2、肩甲骨の硬さとデメリット
3、肩甲骨の硬さ対策
1、肩甲骨が硬いってどういうこと?
この記事でいう’肩甲骨が硬い’とは
肩甲骨にくっついている筋肉が硬くなり肩甲骨の可動域が狭くなることです。
肩甲骨には、肩を動かしたり肩甲骨を安定させるための筋肉がくっついています。
その数なんと16個!1つの骨にそれだけ沢山の筋肉がくっ付いているなんて驚きですよね!
「筋肉が沢山くっついている」ということは、それだけ様々な方向に動かせるということ。
では実際に肩甲骨がどのような方向に動くのか、1つずつご紹介していくので一緒に動かしてみて下さい。
内転・・・肩甲骨が背骨に寄っていく(背中に力を入れて肩甲骨を寄せる時の動き)
外転・・・肩甲骨が背骨から離れる(両腕を前に思い切り突き出す時の動き)
挙上・・・肩甲骨を上に引き上げる(肩をすくめる動き、いかり肩のイメージ)
下制・・・肩甲骨を下に引き下げる(肩を下げる動き、なで肩のイメージ)
上方回旋・・・肩甲骨が上に回旋する(バンザイをする動き)
下方回旋・・・肩甲骨が下に回旋する(腰に手を当てる動き)
紹介した動きでやりにくいと感じる動作がある人は、それに関連する筋肉が硬くなっていたり筋力が弱っていたりするかもしれません。
ドキッとした人は’肩甲骨が硬い’予備軍の仲間入りです。笑
私たちはこれら6つの動きを無意識に組み合わせて、肩を大きく回したり遠くにあるものを掴もうと手を伸ばしたりしています。
例えば頭を洗う時、肩甲骨は上に引き上がりつつ(挙上)背骨から離れて(外転)上に向かって開く(上方回旋)ように動きます。
そうすることで初めて手を頭の後ろに持っていくことが可能になっているのです。
挙上、外転、上方回旋と言う3つの作用が働くことで初めて頭の後ろに手を持っていく事が可能になるということは
言い換えれば、肩甲骨を全く動かさずに頭の後ろに手を持っていく事は出来ないということになります。
私たちは肩だけを動かしていると思いがち。肩関節だけが動いているのかと思いきや、、、
肩甲骨の動き(可動域)がとても大切と言うことがお分かり頂けたでしょうか。
私たちは体を動かす時に、骨にくっ付いている筋肉を伸び縮みさせています。
~体を動かすには筋肉が伸びたり縮んだりする必要がある~
つまり、筋肉が伸び縮みしないと体(骨)は動かせません。
肩甲骨にくっついている筋肉が硬くなって肩甲骨の可動域が狭くなった状態 → これが「肩甲骨が硬い」と呼ばれる状態です。
2、肩甲骨の硬さとデメリット
肩甲骨に付着している16個の筋肉は様々な部位から肩甲骨に向けて伸びています。
頭や背中や腕はもちろん、肋骨や胸から伸びてくるものまであります。
そしてなんと、肩甲骨が硬い事で起こるデメリットは肩甲骨の周囲だけに止まりません。
「肩甲骨には色々な部位から16個の筋肉がくっ付いている」 = 「肩甲骨が動かなくなると色々な場所に不具合が出る」ということ。
つまり、肩甲骨を介して他の場所にまで影響を与えることがあるということ。(腕や背中の痛み、頭痛の要因になったりもするんですよ!)
どうして離れた場所に違和感や痛みが出るのでしょうか?
それは、肩甲骨と繋がっている場所が緊張したり、引っ張られて筋肉に負荷がかかったりする事があるからなんです。
言い換えれば、肩甲骨の動きが制限される事で、筋肉を介して繋がっている頭や背中や腕や肋骨や胸にも影響が現れると言う事ですね。
肩甲骨が硬いデメリットの例
・肩や腕が上げづらくなる
・首や肩、背中が凝る
・五十肩のリスクが高まるetc..
では、それぞれ解説していきましょう
・肩や腕が上げづらくなる
先ほど肩甲骨の動きについて例を挙げた通り、私たちが肩や腕を上げようとする時には肩甲骨と上腕骨が連動して肩の可動域が最大限に発揮されます。肩甲骨にくっついた筋肉が伸び縮みしにくい状態だと、肩や腕が思い通りに動かせないような気がしませんか?
一時的な筋肉の疲労による硬さであれば休むことで柔軟性が戻りますが、繰り返し筋肉に負荷がかかっている状態だと「動かしにくさ」だけでなく痛みなどの症状を感じるきっかけになることもあるので要注意です!
・首や肩、背中が凝る
肩甲骨には様々な場所から伸びた筋肉がくっついていて、それらの筋肉はそれぞれ相互に関係し合っています。
例えば肩甲骨の外側にくっついている筋肉が硬く縮むと、その筋肉の硬さ(コリ)だけでなく肩甲骨を内側に寄せる筋肉に不要な緊張が生じる状態が生まれます。
同じように肩甲骨が下に引っ張られると下に引っ張る筋肉が凝り固まるだけでなく、肩甲骨を上に引き上げる筋肉に過度のテンションがかかる事になりますよね。
そうして縮んだ筋肉と引っ張られた筋肉はお互いに綱引きのような状態になって徐々に柔軟性が失われていき、コリやハリとなって痛みや重さの原因になってしまうんです。
・五十肩のリスクが高まる
筋肉が硬くなると可動域が狭くなると説明してきましたが、五十肩は肩甲骨周りの筋肉が硬くなる事が原因で痛みが発症します。
五十肩による痛みや可動域制限は、柔軟性を失った肩甲骨周りの筋肉が引き金となっています。
肩甲骨にくっつく筋肉が硬く伸び縮みできない状態で、筋膜が擦れ合ったり筋繊維が傷ついたりして炎症が起き、五十肩特有の激しい痛みや可動域制限が表れます。
肩甲骨周囲の筋肉は前屈みの姿勢で縮みっぱなしになることが多いため、肩を動かさずに長時間同じ姿勢でいる人(PC作業や編み物などをよくする人)はこまめに伸びをしたり肩を動かす癖をつける事が五十肩の予防になりますよ。
その他にも
肩甲骨にくっつく筋肉が硬くなる→それらに隣り合う筋肉が影響を受ける→背中や胸の苦しさだったり頭痛の隠れた原因になったり。
鎖骨が埋まってしまいデコルテが綺麗に出なかったり、肩甲骨が隠れて背中が丸く見えたり。。痛みや可動域が狭くなる以外にも様々なデメリットがあるんですね、そう言う私もこの記事を書きながら肩を回すことをすっかり忘れていました(汗
肩甲骨が硬くなることで起こるデメリットは、肩甲骨だけ出なく周囲の筋肉や関節に伝わっていくことが多いので、肩甲骨をよく動かして可動域を広く保っておくことが大切になります。
では次に、硬くなった肩甲骨を柔らかくするにはどうすれば良いか見ていきましょう!
3、肩甲骨の硬さ対策
肩甲骨が硬くなる理由は、筋肉が伸び縮みしにくくなっている事でした。
硬くなった筋肉は、繰り返し使う(伸び縮みさせる)事で徐々に柔軟性を取り戻していきます。
ここまで読んでいただいたあなたも、同じ姿勢で画面を見つめていたのではないでしょうか?
簡単なセルフケアを紹介するので一緒にやってみましょう!
↓ まずは右側の肩から ↓
① 5本の指で肩先を摘む
② 肩先を摘んだまま肘をなるべく『真上』に上げる
③ 上まで上げた肘を後ろに『大きく』回す
ポイントは、肘を『真上』に上げて『大きく』後ろに回す事(後ろに回す時に肩甲骨を背骨に寄せるイメージで回すとgood!です)
右側が終わったら今度は左側。交互に何セットか行ってみると、左右の肩で可動域に差が出ると思うのでやってみて下さい。
指先で肩を摘んで肘を回す事で、肘を大きく使う事に意識が向いて筋肉を目一杯伸び縮みさせる事ができます。
簡単ですよね?1回3秒くらいの速さで10回を目安にやってみましょう。終わったら反対側もやってあげて下さいね。
100回に挑戦していただいても構いませんよ。時間でいえば5分くらいで終わる計算になりますし。
やり遂げた後に肩甲骨周りの心地よい疲労感と翌日の筋肉痛があなたを迎えてくれる筈です!笑
たったこれだけの運動ですが、肩甲骨にくっついている普段使わない筋肉を使う事ができるのでお勧めですよ!
肩を回したくても肩が上がらない、痛い、疲れるし面倒だからやりたくない←?笑
自分で出来ない時は私たちが肩甲骨周りの筋肉を柔らか〜くしますのでぜひお電話ください!
背中や肩甲骨の裏側などはセルフケアが難しいので、そこが硬くなってしまうと自分ではどうにも出来ない状態になっていることもあるかと思います。
みなさんの硬くなった肩甲骨を揉みほぐす瞬間を心待ちにしておりますので、硬くなりきる前に是非ご来店ください!
柏
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