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のどのつまり感に効くツボ
2020-07-30健康情報
加世田 KASEDA
のどのつまり感の原因は?
唾を飲み込むと喉に違和感がある。何かが詰まっているような、さくらんぼか梅の種でもあるかのような違和感、風邪を引いて扁桃腺が腫れているわけでもないのに何かがある感じがする。
それは、ストレスから来る のどのつまり感です。ヒステリー球とも呼ばれています。
ちなみに私はマッサージの資格以外に、鍼 灸 の資格も保持していて、東京都大田区で30年程、治療院をやっていました。
その治療院には、このようなのどのつまりの症状を訴えて来る患者様も多くのどのつまりの違和感を鍼治療で改善してきました。
のどのつまりは、強いストレスによって自律神経が乱れたり、交感神経 が必要以上に働きすぎると食道の筋肉が収縮して、喉に違和感を覚えたり締め付けられるような感じがする・・・。
また男性に比べて女性のほうが。のどのつまり感を訴える人 が多いのは、ホルモンバランスの変動によってストレ スへの抵抗力が下がってしまうからです。
女性は生理や妊娠・出産、さらには更年期などでホル モンバランスが崩れ、ストレスの影響を受けやすくなっています。
もともと心配性だったり不安感が強い人は、自律神経 の乱れを起こしやすいため、のどのつまり感がでやすくなります。
ストレスで背中や首周りや肩が緊張して、のどの違和感が出てくるので、悩み事が出てくる度に繰り返しのどのつまり感が出てくることもあります。
東洋医学では体内を気・血・水というものが全身を巡っていると考えます。
このような喉の詰まりを東洋医学では「梅核気(ばいかっき)」と言います。
肝気上逆 梅核気
ストレス過多が原因です。肝は情緒や自律神経に関係が深いので、この情緒の乱れやストレスが溜まって本来下に下がっていく「肝気」が上がってしまい、肝臓が腫れて、気(エネルギー)が下へ下がらなくなった時に、のどの所につまり感がでてしまった状態で、つまった感じがする時としない時があり、身体の疲労やストレスが溜まり具合によってつまり感が出たり出なかったりします。
これらはストレスによる気の滞りと水分の滞りによるものと考えられます。
のどのつまり感はお医者さんでは治せないの?
西洋医学では、咽喉頭異常感症やヒステリー球と呼ばれています。違和感のあるのど周辺を検査しても異常や異物などは無く、若干炎症がある場合もありますが、たいていの場合は不快な症状のみか存在している状態です。
梅核気(ヒステリー球)は、西洋医学でも精神要素が関係していると考えます。
精神不安定緊張の緩和に抗うつ剤や安定剤が処方されたり、風邪をひいたり大声で叫んだり、咳き込むことでのどの炎症が起きたり、アレルギーが疑われる場合は消炎剤や抗アレルギー剤などが処方されます。
声帯のポリープや神経麻痺などの病気の可能性も有るので、突然の声の枯れなどが数日経っても治らない時は専門医耳鼻咽喉科へ受診してください。
ただ、レントゲンの所見や血液検査で何も出てこない時はお医者さんもお手上げになってしまいます。
のどのつまり感のセルフケアはどうすればいいの?
のどのつまり感を治していくにはストレスを解決するのが大事なのですが、なかなか難しいです。
そこで、ストレスの原因を変えるより、ストレスを受ける自分の考え方を変えたり、受け流す方法があります。
例えば、チャーハンを食べようと思ったらチャーハンの中にグリンピースが入っていたから食べない!
じゃなくて、グリンピースを取り除いて食べる。
みたいに、一つのことにこだわりすぎて全てがダメになってしまわないように心がけていくことでストレスは変わっていきます。
また、受けてしまったストレスは深呼吸で息をストレスと一緒に吐き出すイメージで7:5:8 息を7吸って 5停めて 8吐き出す。
一番大事なのは息を吐くとき、肺の中の空気を全部吐き出すつもりで、身体がプルブル震えるくらいまで息を吐き出します。それを、5回前後繰り返して見てください。
セルフケアの中では1番オススメです!
のどのつまり感を治すのにマッサージや鍼ツボは効くの
マッサージではストレスで緊張した背中の張りを取り除いて緊張を緩めます。首周りの凝りや前側の胸鎖乳突筋や鎖骨上部をほぐしていけば、喉の違和感は軽減していきます。
東洋医学の鍼治療では、ツボを刺激して、水分の代謝を良くして気の流れをスムーズにする治療をしてあげることで良くなっていきます。
喉に効くツボとして、効果的なのが天突(てんとつ)です。(喉仏の下のくぼみ)
喉が痛くなる感冒は風邪(ふうじゃ)と一緒に熱邪や燥邪が入ってきます。
(邪気とは自然エネルギーで人体に入ると悪影響を及ぼすエネルギーのこと)
風邪を取るツボは共通ですが、熱邪か燥邪かによってツボを変えていきます。
風邪を取るツボとして風池(ふうち)(後頭部首の付け根)有効です。
熱邪を取るツボは、大椎(だいつい)(第7頸椎の下)
燥邪を取るツボは、肺兪(はいゆ)(肩甲間部)や尺沢(しゃくたく)(肘の内側)を使います。
気を流すツボは合谷(ごうこく)(手の母指と示指の間)と足三里(前脛骨筋の膝の下)を使います。
水分代謝を促すツボは豊隆(ほうりゅう)(足三里と外側のくるぶしの中間)で、
潤い分を補うツボは、尺沢(肘の内側)や太谿(たいけい)(内側のくるぶしとアキレス腱の間)のツボを使います。
肝の気の暴走を鎮めるのに肝兪(背中で肩甲骨下縁の脊柱起立筋のところ)、太衝(足の甲親指と第2指の間)、期門(乳頭中央の下方で第6肋間の交点)、
などのツボを使いストレスと気の流れを正常にしてあげると喉の違和感は消えていきます。
特に肝気(ストレス)と胃気(運搬)のそれぞれの気を調整してあげると、のどのつまり感は消えていきます。
お医者さんに行ってもなかなか治らない、のどのつまりは、鍼治療がオススメです。
是非、ご相談ください。
加世田
花粉症対策のブログもあげましたので、お困りの方は是非読んでみてください!
☟☟☟
https://www.toho-massage.com/salon/yokohama/news_detail.php?mode=preview&id=1668
ーーーー追記(20/8/16)ーーーー
大変ありがたいことに、このブログの反響が多く、問い合わせも何件かいただいております。またブログを見て、のどの違和感で実際に来店くださった方もいらっしゃいます。今回実際に何回か来店くださった方に感想をいただきましたので、来店を考えていらっしゃる方は参考になさってください。以下、感想です。
「気になっていた症状:のどの締めつけ、圧迫感
上記の症状が気になって、病院に行って薬をもらってもなかなか良くならず、ブログでこちらのお店のを見つけ、のどの記事が目にとまり、来させていただきました。
ハリは初めてでしたが、全く痛くなく、ハリを行なっている感覚はないです。私は首周辺の緊張が強いみたいですが、今までそんな事を感じたことがないくらい感覚が鈍いのですが、マッサージを行ってもらったあとは、自分のコリとかの変化に気づけるようになりました。首回りも軽く、楽になっています!
最近、通勤電車やソファーに腰かけた時、寝る(うたた寝)事がなかったのですが、施術の次の日は、電車でもソファーでも寝ていてビックリしました。のどの締めつけも少しづつですがやわらいでいる気がします。すごく効いている気がするので、治るまで定期的に通いたいと思います。いつもありがとうございます。」
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2021年01月11日
30代・男性