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『効果的なお昼寝』
2020-02-06スタッフブログ
「コーヒーナップ」って聞いたことありますか?
コーヒーはみなさんのよく知る飲み物です。
ナップは昼寝(仮眠)の事。
コーヒーを飲んで昼寝(仮眠)をする事です。
え?
コーヒーってカフェインじゃん?
眠気覚ましに飲むやつじゃない?
そう思いますよね。私も最初そう思いました。
カフェインは興奮作用があるので仕事中や運転中に摂取し、眠気覚ましに使っているイメージですもの。
実はカフェインが効果を発揮するには時間がかかります。
小腸から血液に吸収され脳に到達するまでに約20分。
この20分間に仮眠を取ろうというのです。
わざわざカフェインの入ったコーヒーを飲んで仮眠しなくても普通にしたらいいじゃないか。って思うかもしれませんが、わざわざ飲むには理由があります。
脳内にはアデノシンとそれにくっつくアデノシン受容体が存在します。この2つは人が疲労した際にくっつき脳の働きを鈍らせ、眠気や疲労感を感じさせます。
カフェインはこのアデノシンと似た構造をしていて、アデノシン受容体と結合してしまう事ができるのです。
そうするとアデノシンとアデノシン受容体がくっつく事が出来なくなるので眠気や疲労感を感じずに済むという仕組み。
しかし、アデノシンが消えるわけではないので、カフェインの効果が切れてしまうと結局アデノシンとアデノシン受容体がくっつき眠気や疲労感を感じてしまいます。
残念ながらアデノシンを脳内から消すには寝るしかないんです。
そこで、コーヒーナップです。
このカフェインとアデノシンの関係をうまく使っていきます。
カフェインが切れた後にアデノシン受容体と結合するアデノシンがなければいいわけです。
カフェインを摂取し効果が出るまで20分間仮眠をとり(脳内のアデノシンを減らす)
20分後覚醒効果を使いスッキリシャキッとする。カフェインの効果が切れても仮眠でアデノシンを減らしているので眠気や疲労感を感じずに済むというわけです。
20分の仮眠は熟睡しなくても大丈夫です。
休息の形(目を閉じる等)をとれば半分起きた状態でも効果があります。
逆に20分以上の仮眠は睡眠慣性(睡眠から覚醒状態に切り替えできない状態)になりボーっとしてしまうので仮眠は20分以内にしましょう。
ちなみにコーヒーナップの事を書いている私はコーヒーが飲めません(汗)
なので紅茶で試しました。
コーヒーに比べるとカフェイン量は少ないですが、かなりスッキリします。
コーヒーぐらいのカフェイン量がちょうどいいのですが、紅茶や緑茶、エナジードリンクなどカフェインの入っている飲み物なら効果があります。
みなさんも、ご自分の好きなカフェインドリンクで〇〇ナップをして眠気とおさらば、仕事や運転、家事の効率を上げていきましょう!
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