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防波堤に行こう 第2弾 半夜釣り編
2019-09-02スタッフブログ
加世田 KASEDA
今日はクロダイを釣ろう!(^_^)
釣りエサは色々ある。沖アミや蚕(カイコ)のさなぎ、練りエサやカニ。それぞれ釣り方が変わってくるが、一番安上がりなエサはカニだ。住まいが羽田の方なのでチャリで多摩川へ行き石をひっくり返せば小さなボサガニがウジャウジャ捕れるので、15匹程バケツへ 捕獲して後は予備エサとして青イソメを用意して、いざ出発! クロダイは30〜50センチ程の大きさが釣れるので魚を取り上げるタモは必須アイテムになるので絶対忘れないように気を付けないと! あとヘッドライトも無いと暗くなってから手元が見えなくなるので絶対忘れない!
午後4時頃 防波堤に到着、いつもの様に5.3メートルの竿にリールをセットして道糸をガイドに通して竿を伸ばす。今日は半夜釣りのクロダイねらいだから、電気ウキの玉浮きを使い、更にウキ止めをしないで全層釣法と落とし込み釣法の合体で釣りをする事にする。ウキに道糸を通して潮受けゴムを付けサルカンと言う小さな金具に道糸を結ぶ。ハリスは1.5~2メール針はがまかつのチヌ3号(約1.5センチでがまかつのハリは焼きがしっかりしているので針が変形しにくい)を結ぶ。更に針の結び目の所にがん玉(小さな重り)を咬ませる。カニは基本底を歩いているから、それをイメージしながらカニの一番下の足から爪のある手の付け根にハリを通して針先が少し見える様にセットして準備完了。
今日の潮の流れは左から右への下げ潮、今は満潮の状態、今回は水深を計る必要は無いから潮受けゴムからハリまでの長さを2メートルにして左側20~30メール沖目に竿を振る。ウキが海面に顔を出したら、糸ふけ(糸のたるみ)をリールを巻いてウキが手前に動いたら巻くのを止め、リールのベール(糸のストッパー)を起こし糸を少しずつ送り出す。カニのエサが水面から底まで落ちていく!
そんなイメージを思い浮かべながら竿先と糸の動きを注意深く観察していく。底にカニが着くと糸が少しだけ弛む。10秒~20秒ラインと竿先の動きに神経を使う、何も反応がなければリールを巻いて餌のカニを浮かせて少しだけ浮きを手前に動かして、またカニを沈める。クロダイは上から落ちてくる物に反応するから、釣れるまで繰り返していく。3~4回繰り返したらエサの確認!!!エサが!!!ペッチャンコになってる!
クロダイはエサを食べる時 口先で潰してから吸い込む!って事は!!!
いっ~~る~~!!
暗くなってきたので電気ウキを点灯して、カニを新しいのに付け替え再び投入。同じことの繰り返しでも期待が膨らむ。暗くなると竿先とラインが見えなくなるのでリールのベールを起こしたままにして、人指し指でリールに巻いてある糸を軽く押さえる。電気ウキにも注意しながら反応を待つ。
電気ウキが波に揺られながら上下に動いている。ぼーっと同じリズムの赤く光る
ウキを見ていると、
一瞬リズムが変わった。
手に汗を握りしめ一呼吸待つ(カニを潰してから吸い込むから合わせが早いと針掛かりしないで、すっぽ抜けてしまう)リールをゆっくりと巻いて、糸のたるみを減らす。
竿をゆっくりと起こして当たりを見る。軽い抵抗感があったら一気に竿を立てると同時にリールのベール元に戻す。クロダイの重みを感じたらテトラに逃げ込まれないようにリールを一気に巻いてクロダイを浮かす。
竿は弓のようにしなりクロダイが水面に顔を出した。
すかさずタモを手に網を海面にスライドさせ、クロダイの手前に準備。
左手で竿を操作しながら右手でタモの微調整‼︎
タモの中に吸い込まれクロダイ確保!
振り出しのタモの柄をたたみサイズを確認約40センチまあまあのサイズ(^_^)
ナイフでエラと背骨に向かって刃を入れる。いわゆる血抜きである。
大きい魚は釣り上げた後直ぐに血を抜いた方が美味しく食べられるから必ず処理をする。
水汲みバケツの中で5分程血を抜いたら冷えたクーラーボックスの中へ!
急いでハリスの確認!魚の歯やテトラでハリスが擦れて切れやすくなっている時があるので、必ず確認する!あと針先も大切。今回は傷がないのでそのまま使うことにした。
また、カニに針を通して先ほど釣れた場所よりやや右側奥へ仕掛けを投入同じ作業を繰り返し、
魚の当たりを待つ。
ウキが波に揺られて上下に動く。ときどき竿を少しだけ立ててクロダイの反応を見る。リールを巻いてウキを少しだけ手前に動かす、ベールを起こし道糸を送る。底に着いたカニにを意識しながら神経を集中する、竿を少しだけ立てると、何かがいる感じ、そーっと竿を元に戻ししばらく待つ、10秒くらい我慢してからもう一度ゆっくり竿を立てる。やっぱり何か居る。 一気に竿を立てリールを巻き道糸の遊びを無くす。竿が見たことない程弧を描く。あれ!
根掛かり? 重い!
竿を両手で持ち上げてみた。
いっ いっいっ いっ〜〜る〜〜!
凄く重い! 海中に潜ろうと暴れる!
両手じゃないと保たない!リールのドラグを少し閉めて一気に浮かす!
顔が出た!先程の40センチより二回りはデカイ!50〜60センチは有りそう!
顔がニヤける。
タモの準備?
あれっ?
無い!
周りに人を探すが誰も居ない。
もう一度タモを探す。
有った!・・・けど
さっき40センチを釣った時に
後ろの堤防のカベに立て掛けたまま
置き忘れてしまった。
どうしよう(*_*)
とりあえずクロダイの顔を海面に出すようにリールを巻けるだけ巻いて竿も出来るだけ上へ立てる。右手でタモへ手を伸ばす、伸ばす、のばす、・・・
届かない!
仕方がないので 寝そべって手を伸ばす何とか届いた右手で手繰り寄せタモを・・・
あれっ!!?
クロダイの顔が無い?⁇
あっ!!
寝そべった時にクロダイ海中へ入ってしまったらしい。
しまった!
もう一度リールを巻き竿を立てる。
がっ
ビクともしない!
テトラの中へ潜ってしまった。
クロダイはテトラに潜ると背びれなどを立てて引っ掛けてしまう。そうなると、もう、どうする事も出来ない。
竿を立て何度か煽ってみたが、変わらない。
糸のテンションを緩めてクロダイの警戒が緩むのを待つしかない。
少しずつ竿を戻していく、竿が目の前の高さまで来たところでクロダイの反応が!
更に潜ってしまった!
慌てて竿を何度か煽った時、糸が
ブチッ!!!
あっ! あっ! あ~ぁ
タモ~~~!準備は万全にしないと!
残念、逃がした魚はデカかった!
って、このことか?
次回、半夜釣り イソメ編
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