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食べ過ぎと内臓〜胃編〜
2022-06-03スタッフブログ
こんにちは、柏です
いいお天気が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
暑くなってビール片手におつまみが進んでしまったり、、、
ありますよね
『食べ過ぎ』と聞くとどんなイメージが浮かびますか?
『太る』または『胃もたれ』といった言葉がパッと出てくるのではないでしょうか
食べ過ぎてしまうことで生じるデメリットを知っておけば、歯止めが効きやすくなりますよね
今回は食べ過ぎてしまうことで内臓がどうなるか『胃』について調べてみました
〜胃の働き〜
胃は胃酸によって食べたものを消化して、腸で栄養を吸収しやすくするのが仕事です
さらに、食べ物と一緒に入ってきた菌を胃酸によって殺菌する働きもあります
空腹時はの胃はぺちゃんこですが、1.5~2ℓ程の内容物が収まるくらいまで膨らむ事ができます
胃酸の主成分は「塩酸」と「ペプシン」で、ph0.9〜1.6の強酸性で鉄を溶かすほど強い酸性です
「塩酸」は食べ物と一緒に入ってきた細菌を殺し、食べ物の消化を助け
「ペプシン」は噛んで細かくなったお肉をや魚、大豆などのタンパク質を分解します
病気で胃を切除してしまうと「胃酸」が出なくなり、「チフス」や「コレラ」といった消化器系の伝染病にかかりやすくなってしまうそうです、、、怖いですね
「食べ物を消化」するだけでなく「胃酸によって殺菌」するのも胃の大きな働きです
胃を健康に保つことで、自分の免疫力を高めることに繋がるんですね
〜食べすぎると胃はどうなる?〜
たくさん食べるほど胃は働き続けなければなりません
食べ物が胃の中に留まっている時間は平均2〜3時間と言われていますが、消化にかかる時間は食べたものによって変わります
お米やパンなどの炭水化物で2〜3時間、肉や魚などのタンパク質で4〜5時間、粘度の高い脂肪などは7〜8時間かかり
油っぽいものを多く摂ると、消化に時間がかかるようになります
食べたものを消化するための胃酸は強酸性ですから、内容物が胃に留まり続けると胃自体にも負担がかかります
また、食べ過ぎによって自律神経(副交感神経)に負荷がかかると胃の動き(蠕動運動)も起きにくくなったりするので
ますます消化に時間がかかり、胃への負担も増えてしまうという悪循環に陥りやすくなります
夜遅い時間や寝る前に食事を摂ると、消化のために血液が胃に集中することになります
寝ている時に血液が体の隅々まで行き届かないと、脳や内臓や筋肉の疲労が回復されないまま朝を迎えることになるので
スッキリ起きられない、疲れが残っている様な状態で1日が始まることになります
また内容物が消化されずに残ることで胃の内壁に負荷がかかると、胃もたれや炎症を起こす原因になるので
日常的に食べ過ぎで胃に負荷がかかっている場合は、慢性的な炎症によって胃潰瘍や癌のリスクが高くなることも知られています
たまに食べ過ぎてしまう程度なら2〜3日で調子も戻りますが、日常的に食べ過ぎが続くとどうなるか、、、覚えておきましょう
〜食べ過ぎを防ぐためには?〜
食欲をコントロールする満腹中枢は食事を初めてから20分ほどで働き始めて、そこから徐々に満腹感を感じる様になります
食べ過ぎない様にしたいけど食べ始めると止められないという人は、食事の30分前にスープを飲んだりおにぎりを1口齧るようにすると
満腹中枢が刺激された状態での食事になるので、自然とドカ食いや食べ過ぎをしにくくなります
1度食べ始めてしまってから食欲をコントロールするのは中々難しいので、食べ始める前に食べ過ぎ予防策を行いましょう
食べ過ぎるとどうなるか、今回は「胃」に焦点を当ててみました。
食べ過ぎによって負荷がかかるのは胃だけではありません
腸や肝臓や膵臓にも気づかないうちに負荷がかかりますし
それによって体調不良を引き起こしたり病気にかかりやすい状態になってしまうこともあります
こんどは胃以外の臓器にかかる負担についてもまとめようと思うので、それまで胃を労った生活を心がけてみてくださいね!
柏
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