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マッサージの効果と気持ちよさの関係!!
2022-06-23スタッフブログ
工藤 KUDOU
みなさん こんにちは。LUXAS+横浜の工藤です。私は施術歴が17年目なりました。早いですねー。東邦マッサージ(現 LUXAS+横浜)で働いて8年目。いやー早いような、長いような?今回は「気持ちいいマッサージ」について書いてみたいと思っています。当店利用のお客様にアンケートをしたところ、当店でマッサージを受ける理由の1位が、「痛いところやつらいところを改善してくれる」77%。2位が「リラックスできて癒される」16%でした。お客様から信頼されていると感じ、とても嬉しいです。理由が「痛み」で来ていただくお客様のうち、急性症状や外傷などの割合は1割程度のように思います。ほとんどが、コリによる痛みや慢性痛によるものです。
ですので、コリや慢性痛を緩和して、心地いい刺激で癒しを提供することが最高のサービスと思っており、それを実現できるように頑張っています。
マッサージとは、苦痛の除去と快楽の合わせ技
***内容はコチラ***
☆コリの正体(メカニズム)のおさらい
☆マッサージを気持ちいいと感じる理由
☆強すぎるマッサージが良くないといわれる理由
☆適切なマッサージは体によい
☆コリの正体(メカニズム)のおさらい
簡単に言うと、コリとは、筋肉が過度に緊張し、力が入り続けている状態です。みなさん、思いあたりますよね!それによって血管が圧迫され、血流が悪くなります。リキんだ状態が続くことで、乳酸などの疲労物質がたまり、ダルくなっちゃいます。デスクワークなどで動かないでいると、むくんだりダルくなるのは正にコレ。さらに、緊張が続くと、筋肉の組織が壊れ始め、痛みを生み出す発痛物質なるものまでも溜まっちゃいます。本当だと、血液がこれらの疲労物質や発痛物質を流し去ってくれるのですが、過度の筋緊張によって血流が悪くなっているので流れていかず、どんどん溜まる。結果、ダルさや痛みが増します。つまり、「筋緊張⇒血流が悪くなる⇒疲労物質・発痛物質が溜まる⇒ダルさや痛みが強くなる⇒筋緊張が増す」といった負のスパイラルが完成とあいなります。
☆マッサージを気持ちいいと感じる理由
1.触れることで発生する幸せホルモン ”オキシトシン”
マッサージ受けることによって幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。オキシトシンは血液に乗って全身をめぐり、脳内にも放出されます。ただ、自分が苦手とする人からマッサージを受けても気持ちよさはおそらく感じません。その場合は、オキシトシンはほとんど出ていないので、マッサージを受ける側と施術者との信頼関係も重要になってきます。また「親が子を撫でる」「抱きしめる」「友人同士でハグ」「恋人のスキンシップ」などの際に分泌されます。愛着が生まれ、絆を築き、癒しや幸福感をもたらします。
ちなみに、マッサージを受けている人よりも、マッサージを行っている施術者の方がオキシトシンの分泌量が多いんですって。あざーす!!
2.自律神経の変化
マッサージを受けると、副交感神経が優位に働きます。みなさんご存知と思いますが自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。ストレスを感じると交感神経が活性化し、リラックスすると副交感神経が働きます。副交感神経が優位に働くと、呼吸がゆっくり深くなり、血管は拡張して血圧が低くなりなす。体(筋肉)の緊張も緩みます。つまり、戦闘モードから休息モードに切り替わります。特に腰部あたりに手をそっと置いておくだけで、副交感神経がより活性化することも分かっています。
3.深部温度の変化
マッサージを受けた際に起こる体の変化として分かりやすいのが体温です。
体温は皮膚体温(表面)と深部温度(体の中心)では少し違います。皮膚体温の方が少し低くなります。これは内臓などの重要な器官が中心部に集まっているためです。マッサージを受けると、深部温度が少し下がります。これは、体が休息状態に入り芯からリラックスして眠たくなることを意味します。
マッサージとは、苦痛の除去と快楽の合わせ技
今まではマッサージのポジティブ効果について書いてきましたが、ネガティブ効果として言われている意見もありますので紹介してみますね!
☆強すぎるマッサージが良くないといわれる理由
強く押されて組織が壊れると、それを修復しようとして血流が増加します。いわゆる炎症です。血流が増加したので疲労物質が流れていき一時的に痛みやダルさを感じなくなります。また組織が壊れると、痛みの信号が脳に伝わり、あまりに痛みの信号が強いと脳がおかしくなってしまうので、脳はβ-エンドルフィンなどの脳内麻薬を放出し、痛みを感じないようにします。凝っているところを強く押して、「イタ気持ちいい」と感じるのは、この脳内麻薬のせいだと考えられます。この脳内麻薬、麻薬というだけあってクセになります。「もっと、もっと!」という状態になり、どんどん刺激は強くなり組織は壊れていき、ますます筋肉は硬く盛り上がっていきます。
※β-エンドルフィン:鎮痛・鎮静作用があり多幸感をもたらす物質
ちなみに、「好転反応」とか「揉み返し」って言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、簡単に言うと、
好転反応とは、体の老廃物や歪みが修正される際の一時的に起こる反応 ー 体が回復しているサイン
揉み返しとは、マッサージによって筋肉が傷ついた時の炎症によるもの ー 体からのアラートサイン
揉み返しについて詳しく知りたい方はコチラを↓↓↓
https://www.toho-massage.com/salon/yokohama/news_detail.php?id=914
※私が思うに強い痛みの信号により、脳がおかしくなるほどの刺激のマッサージは、ほとんど行われていないと思います。もちろん、私たちは筋肉に対して過度に強い刺激を加えたり、筋組織の損傷を目的として施術をしておらず、お客様の体の状態、コリの程度などを考慮して、最適な圧、力加減を常に目指しています。
マッサージとは、苦痛の除去と快楽の合わせ技
☆適切なマッサージは体に良い
一般に人は、好ましい刺激を与えられたとき、あるいは、苦痛な刺激を取り除かれたとき、嬉しい、心地よい、と感じます。適切なマッサージは、筋肉の緊張を緩め、血流を改善します。脳内にオキシトシンやβ-エンドルフィンなどが出て、抜群のリラックス効果をもたらします。マッサージの効果も、それ自体気持ちいいということと、体の痛みやダルさから解放される2つの要素があると思っています。
もう一度声を大にして言います
マッサージとは、苦痛の除去と快楽の合わせ技
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