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知っておきたい、西洋医学と東洋医学の使い分け
2024-09-11健康情報
上山 KAMIYAMA
年々、夏の期間が長くなっているように感じます。 まるで暑さで体が溶けているような感覚です。 そんな暑さの中、皆様はどうお過ごしでしょうか?
地震、雷、台風、大雨などの自然災害にも心が疲れることがあるかと思います。そんな時だからこそ、しっかりと休息を大切にリフレッシュしましょう。マッサージなんていかがですか?
それはさておき、しっかりした不調が起きていれば、皆様、病院や専門的なクリニックにかかるかと思います。さて、今回そんな中でお話しするテーマは、良く耳にするかもしれませんが「西洋医学と東洋医学」この違いについてお話ししたいと思います。ちなみにどちらが身近かどちらが良いのかというお話しでもないのでご注意を。
細分化したり時々で違う、互いの領分のようなこと治療もありますが、まず前提?として、西洋医学は理論的かつ局所的に、病名の決定を客観的に行い、病原の排除や撲滅を外科的処置や薬剤投与などで対応します。
それに対し東洋医学は総合的に経験的かつ主観的に『証』をたて、自然治癒力の回復を促します。
東洋医学の方が少し耳馴染みがない言葉もありますが、例えば腰が辛いという患者に対しその部分を注視するのではなく、それ以外の愁訴を含めて診断します。
腰痛も姿勢が悪いのみではなく腎臓の疲れにより内臓負担が強まり、中から背中への圧迫やふくらはぎが浮腫んで足がだるくなってそこから腰にきて、というところから腎虚症からの腰痛だと『証』をたてます。そしてその治療については、漢方や鍼灸マッサージなどで、身体の中の滞りを良くしたり毒素を抜くなどの自身の自然治癒力を喚起して病態を改善しようというものになります。
そのため、感染症などの原因が明確で症状が急激に変化するものには不向きだったりしますのでこちらは西洋医学ですね。東洋医学が向いているのは原因が特定しづらい不特定愁訴や神経症など心身由来の不調和のものなどの疾病治療に適しています。
同じ東洋医学、西洋医学を学んでいる医者の方同士でも得意なところは違ったりします。また治療を受ける患者側も薬剤が苦手だったり注射が苦手など受け取り手もさまざまかと思います。
ですので、どちらが優れているかではなく、どちらが今の自分に合っているかを見極める為にも、日々の生活や疲労度、睡眠などに意識を向けてご自身を把握したりすることが重要と思います。また少しでも疑問があるなら尋ねてみたりセカンドオピニオンを選択したりすることによって、悩んだまま時間を過ごさずに早く対応することができ快方に向かう一歩が踏み出せると思います。
医学は治すためのものです。そして進歩してきた二つの医学を含むさまざまな専門家の方が今はいます。ご自身や家族にとって最良のいいとこどりができるように、自分に合うとかそんな入口から心身を健やかにする道を歩ましょう。その道の手助けになるように、ご来店の際は精一杯施術させていただきます。
荒れる気候に心身が疲れやすくなっていると思います。どうぞご自愛ください。
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