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日常に取り入れたい!体に良い塩
2024-09-04健康情報
福原 FUKUHARA
塩は人間の生命維持に欠かせない成分が多く含まれており、私たちが生きていく上で非常に重要な存在です。
しかし、すべての塩が体に良いわけではありません。体に良い塩とは、ミネラルバランスを整える働きのある塩です。反対に、体に良くない塩は、ミネラルバランスを崩してしまいます。
ミネラルバランスが崩れると、体液の調整がうまくいかなくなり、細胞や筋肉、神経系の機能が乱れてしまいます。例えば、カリウム不足になると、足がつったり、脱水症状や熱中症を引き起こしたりします。
また、ナトリウムの過剰摂取は高血圧や腎臓に負担をかけ、長期的には健康を害し、病気の原因になることもあります。
そこで、普段使用している塩を一度見直してみましょう。一般的に市販されている塩は、次の三種類に分けられます。
1、精製塩
海水をイオン交換膜で濃縮し、ほぼ純粋な塩化ナトリウムを抽出したものです。ミネラルなどは全て取り除かれており、99%が塩化ナトリウムです。食卓塩などがこれに該当します。
2、再生塩
精製塩や海外の天日塩ににがりや海水を混ぜ、バランスを整えたものです。原材料には海外の天日塩が含まれていますが、自然塩とは異なり、大量に工業的に生産されています。こちらもほぼ塩化ナトリウムです。
3、天然塩・自然塩
海水を天日や平釜で煮詰めたもので、海のミネラルバランスがそのまま残っています。
天日塩: 太陽の光と風だけで乾燥させます。
平釜塩: 日本に古くから伝わる製法で、海水を天日で濃縮し、平釜でじっくりと塩の結晶にします。
初めての方にはこれらの塩の違いが分かりにくいかもしれませんが、以下の方法で簡単に見分けられます。
・精製塩::ラベルに「イオン膜」や「立釜」と記載されており、裏ラベルに「塩化ナトリウム99%以上」と書かれています。
・再生塩::原材料に「外国の天日塩と日本の海水」を混ぜた表示があり、製造過程に「溶解」や「立釜」と記載されています。
・天然塩::製造過程に「天日」や「平釜」の表記があります。乾燥や粉砕といった表記も見られます。
人間の体液は海水のミネラルバランスに非常に近いものです。そのため、海水を煮詰めた天然塩を摂取すれば、体のミネラルバランスを整えることができます。天然塩は人体に必要なミネラルの塊ともいえる存在です。適切な量であれば、良い塩を摂り過ぎることはありません。
自分の体に取り入れるものですから、塩を慎重に選び、使用していただきたいと思います。私も様々な塩を試していますが、おすすめは「雪塩」「天日海塩」「ぬちまーす」です。また、味噌や醤油も天日塩が使われているものを選んで使用しています。これらは栄養だけでなく、味も素晴らしいです。
日々の食卓に本物の調味料を取り入れて、健康的な生活を送りましょう!
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