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遺伝子から若返る?! 間欠的断食
2023-02-27健康情報
こんにちは ラクサスプラス中目黒 横井です。
“間欠的断食”という言葉を聞いたことがありますか?
何種類かあるのですが、今回はその中の1つ「1日の内食事を取る時間を8時間に集約し、残りの16時間は水分以外摂らない」という方法を紹介させていただきます。
以前、“8:16時間ダイエット”というかたちで紹介させていただいた同じ方法ですが、今回はダイエット効果では無く、健康効果について。
従来の食事療法は「食べるものの量や内容を制限する」方法が主流でしたが、“間欠的断食”は「食べない時間を増やす」ことに主眼を置いた食事療法です。ここ15年程の研究成果から食べ物を口にしない時間を長くすると、健康面で多くのメリットが得られることが明らかになってきたそうです。
その最たるものが「オートファジー」の解明です。
オートファジーとは、古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる仕組みの事です。
細胞はタンパク質で作られており、日々の生命活動の中でも古くなったり壊れたりするものが出てきます。それらの多くは外に排出されますが、排出しきれなかったものは細胞内にたまり、細胞を衰えさせ体の不調や病気の原因になります。
オートファジーはそうした不要なタンパク質を集めて分解し、新たなタンパク質を作るのです。ただし、オートファジーは食べ物によって得られた栄養が充分にある状態ではほとんど働きません。
最後に食べ物を口にしてから10時間たつと肝臓に蓄えられた糖がなくなって細胞が分解されエネルギーとして使われ始めます。そして16時間たつと、いよいよ“オートファジー”が活動し始めるのです。
オートファジーによる細胞の生まれ変わりが起これば、不要なものや老廃物が一掃され全身の細胞や組織・器官の働きが活性化し、肥満の解消はもちろん病気になりにくい若々しい体になるのです。
糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満、動脈硬化、癌など、現代人の生活習慣病の多くは食べ過ぎが関係していると言われています。
人類の誕生以来、人間の体の仕組みはほとんど変わっていません。人体には、飢餓に備えて体内に栄養を蓄え利用する仕組みは発達していますが、飽食で栄養過多な状態に適応する仕組みはまだ不十分なのです。
興味を持たれた方は、無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか。
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