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邪魔な湿気を払いましょう!
2022-07-24健康情報
上山 KAMIYAMA
こんにちは ラクサスプラス中目黒 上山です。
梅雨入り前から雨がよく降り、梅雨入りした途端に雨より夏本番のような暑さが訪れて、梅雨明けした後に長雨が続いたり、季節の言葉と気候の不一致が続くこの頃、皆様体調はいかがでしょうか。
この時期気温は程々でも体への影響を多大に及ぼすのは、ジメジメでお馴染みの「湿気」ですが、世界各国見ても高温多湿度合いが特に強い日本。
長年生きてきてそんなものには慣れっこさ!とはならず、毎年毎年しんどい・・・となるのはなぜなんでしょう。
歳なんでしょうか。悲しいです。中年の愚痴はさておき。今回は体と湿気についてです。
経穴(体のツボ)や五行(木火土金水など)といった言葉を聞いたこともありますでしょうか。
東洋医学の用語ですが、東洋医学では体にまつわる様々なことに陰陽(☯️)という大きく二分する考え方があります。
例えば皮膚など体の体表部を陽とした場合、内臓など体の内部は陰となります。もう少し色々お話ししたいところですが、今回は割愛。
東洋医学で「湿」に関しての言葉の中に「湿邪」という言葉があります。
これは体の外から内に入って体を害する、疾病の原因を六淫という六つに分類した中の一つで「湿邪」というのがあります。
この「湿邪」というのは、体の外、外環境などにおける湿度湿気の強さによって、体の表面や関節筋肉などが侵されてしまい、軽い浮腫や手足のだるさが起こってしまったり、体内(主に胃腸)で湿気が溜まってしまい、水分の代謝が悪くなってしまい、消化が重くなったり軟便など緩くなってしまったり、などといったことを引き起こします。
湿度に加え外気温の高さや冷たい飲み物による内臓冷えなどが追い討ちとなり、体調を崩しやすい状態となってしまいます。
同じく東洋医学の言葉で「未病」という病気になる前の言葉はありますが、人間しっかりした痛みや辛さがないと体を休めるよりやることを優先しがちになります。
結果体内環境が整わず疲労も抜けず、むしろ重ねて、無理が祟って風邪をひいてしまったりしてしまいます。
夏風邪はタチが悪いなんて言いますが、この外環境のせいで養生しにくいせいでもあります。
ですので、ご自身の疲労に耳を傾けて、「未病」のうちに(マッサージなどで)疲労回復してあげてください。
さて体の回復に素敵なマッサージはもちろんですが、暑気払いという言葉があるように食べ物で「湿邪」を払ってはいかがでしょうか。
体の中の水分を体の外へ排出するので、カレーなどで発汗するもよし、利尿作用もある瓜科(スイカやきゅうり)、葉物でいえばこの時期は紫蘇もいいです。
夏の時期に売られる野菜は昔から体の環境を整えやすいと、自然に選ばれているものが多くあります。
こういったものをバランスよく食べ、水分塩分補給して、お風呂で汗を流して、程よく涼しい環境のお部屋でゆっくり寝てあげてください。
これから夏本番ですが、皆様が元気にこの夏も乗り切れますように。
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