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みんな大好き!カレーライス スパイスの効果
2021-11-27おすすめ
間庭 MANIWA
LUXAS+中目黒 間庭です。
元々は外国料理であるのに、カレーライスはすっかり日本の定番メニューになっています。
季節を問わず、一年中たべられているが、特に食欲の落ちる夏場にこのまれるのがカレーの強み。
それも辛いのがいい。
カレーはスパイス(香辛料)の集合体。
「カレー粉」という単体の粉は、存在しないのです。
市販のルウでは、30種類程度のスパイスがブレンドされており、その加減で味や風味が変わってくる。このスパイス類が、唾液や胃液といった消化液の分泌作用を促し、食欲を呼び起こして夏バテに対抗する。
明治の開国後にイギリスから伝来したが、「カレーの故郷」インドでは、スパイスが伝承医学のアーユルべーダで薬として多用されてきました。
カレー粉の2~3割の容量を占めて、黄色の色付けをしている「ターメリック」は、ウコンの根茎を乾燥させたもの。その主成分である「クルクミン」には、発がんや老化などをもたらす生体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、がんや腎不全、神経障害、さらにクルクミンが腸管で変化する「テトラヒドロクルクミン」は、クルクミンよりもっと強力な抗酸化作用をもっており、生体防御機能を担っているとされる。
ガーリックが最も注目されるのは血栓防止効果。
血液を固まりやすくさせる血小板の擬集を抑え、血栓をできにくくする。この作用で血液の循環を良くして、食欲を増進、コレステロールを低下させる。ガーリックの効いた料理を食べれば、1〜2日間で測定できるほど血栓予防効果がある。
トウガラシには辛味成分の「カプサイシン」にエネルギー代謝促進効果。
トウガラシ料理を食べたとたんに汗が噴き出してくるのは、カプサイシンが血管を拡張させるため。血流が良くなることで皮膚の温度が上昇する結果、発汗する。
カプサイシンは、副腎皮質ホルモンのアドレナリンの分泌を促して、糖質や脂質のエネルギー代謝の増進を図る。
クミンは消化促進、解毒、利尿作用
コショウは消化促進や食欲増進、発汗
コリアンダーは鎮咳、解熱、健胃
シナモンが抗菌・抗カビ作用
といった具合に、カレー効果は多種多様。
食事に多彩なスパイスの薬効をふんだんに取り入れたカレーは、病気の予防を兼ねる長年の生活の知恵でもあるわけである。
実際、インドには胃癌や、食道癌などが極めて少なく、これもスパイスの効果とも言われている。
カレーライスは、子供や若者の人気メニューだが、脳血流を良くするという点では、とりわけ脳梗塞や痴呆症が心配される高齢者にこそ、お勧めの定番料理かもしれません。
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