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ぐっすり快眠!のび太くんの才能
2020-12-15健康情報
上山 KAMIYAMA
日向では汗ばみ、日陰で身体を縮こますような日が続いていますが、身体のご加減いかがでしょうか。
電車や建物の温度差はもちろん最近では室内の換気などもあり、環境の変化が今年はより一層激しいです。
そんな中で睡眠の質の低下や時間の不足、繁忙による食事の偏りや不規則さ、そういったものが手伝い、体調を整えるのが大変難しいと思います。
お疲れのところでご来店いただいた際は我々も精一杯の施術を行いますが、日常に原因があるとなかなか根治の解決にはつながりにくいことが多いです。
そこで今回は日常の休息、体力回復の屋台骨、睡眠についてお話ししたいと思います。
睡眠に重要なのは、
①脳の覚醒から休息への切り替え
②対内外の温度環境
③呼吸の安定
といったところでしょうか。
①についてですが、まず普段起きている時、仕事している時は交感神経というのが活発になります。それが眠る時には副交感神経というのにバトンタッチします。この副交感神経が優位に働く時、内臓が活発に動き消化や肝臓腎臓による体内環境の整理が行われます。
そこで、この副交感神経がうまく優位にならず、交感神経が働いたままだと、眠りは浅くなっていわば仮眠みたいに起きやすくなってしまいます。
この交感神経を落ち着かせて、副交感神経へバトンタッチするには、脳を休ませモードにしなくてはなりません。休ませモードとは、寝る直前までスマホやテレビ読書を避けて、脳が情報処理をしない状態ということです。
まあ、寝れないので自分もついつい見てしまうのですが。
そこで②の寝る環境作りとして、部屋を暗くする。足元やお腹を温めるなどなど。
目から入る情報はとても多いです。しかも明るいというのは脳が覚醒しやすくなってしまいます。ですのでなるべく早く電気を消してあげて横になってあげるといいのですが……なかなかやる事や考える事が多くてそうスムーズに行かないですよね。
ちなみに足やお腹を温める理由としては、その2か所が身体を巡る血流に重要なところで、そこを冷やしてしまう、冷えていると血流の巡りが悪くなってしまい、体温が下がります。下がりすぎると脳がこれは危ないのでは?と交感神経に舵を切って、体温を上げようと働きます。交感神経優位は起きてる時、そんな状態で寝ようとしてもやはり睡眠は深くなりにくくなってしまいます。
今は布団の中がひやっとしますので湯たんぽや布団乾燥機などで温めておくのもいいですね。
③これは難しいのですが仰向け横向きうつ伏せ、寝やすい姿勢は人それぞれですが、その時の呼吸のしやすさしにくさはもちろんなのですが、いびきや口呼吸によって酸素がうまく運搬できないと血中濃度が云々と小難しい話になりそうなのでざっくり言えば呼吸しづらいまま寝るの良くない。
ざっくりしすぎましたが、呼吸の安定で言えば頭首の位置、つまり枕が重要です。ご自身の身体姿勢によっては仰向けがしんどい、うつ伏せが楽などありますが、自分がおすすめするのは少し幅が高めの枕にして、横向きとなり抱き枕を添えて、がおすすめです。
普段の枕は割と仰向けに合わせてる方が多いのですが、横向き時には肩幅などからすこし高さが足りなくなります。
なので仰向けより少し高さを増した枕で横向きにし、抱き枕も用意する事で体重の預け先を分散することによって、姿勢の苦しさがなくなります。そして頭の位置から体への流れが直線に流れやすいことにより呼吸の安定が生まれます。
ここまで言っといてなんですが、無理にこれで寝なくては!と思うとそれがストレスになったり、寝床に余計なものが!と邪魔に感じたりするかもなので、まあ参考程度に。
理想としては、規則正しい生活、食事と睡眠時間と思います。
そこで欲しいのは“すぐ睡眠”しかも“ぐっすり寝られる”のび太くんの才能。
ですが、そうはうまく手に入らないので、皆さまご自身の身体と気持ちに相談しつつ、体力気力をやりくりしつつ、日々を過ごしておいでだと思います。
今年の大いにイレギュラーなことやそれを踏まえた年末年始。
色々不安なことが多くて気持ちから体調崩してしまうこともありますが、どうか健やかにお過ごしになるための助けとなる施術ができましたら幸いとおもいます。
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