News最新情報
肩甲骨の裏側にある筋肉(肩甲下筋)
2024-11-07健康情報
中園
〇 いつもラクサスプレミアム溝の口店をご利用いただき、誠にありがとうございます。整体スタッフの「ゾノぴっぴ」こと、中園です。
なお、私からこう呼んでくれと言ったことは一度もないということをお断りしておきます。
〇 肩甲下筋について
さて、前回の私の投稿では、「どこを施術しているのか分からないのに痛い」筋肉として「腸腰筋」をご紹介させていただきました。今回は、その流れで「肩甲下筋」をご紹介させていただきます。
肩甲下筋は、肩甲骨にくっついている筋肉の一つであり、肩甲骨の裏側(肋骨側)にある筋肉です。
肩甲骨の裏側に張り付いていて、そこから、上腕骨が肩甲骨につながるところの、少し大きく丸くなっている部分(「上腕骨頭」と言います。)の前側にくっつきます。
肩甲骨の構造等については、以前にこのブログでご説明させていただいたことがありますが、そこで、肩甲骨が骨で体幹とつながっているのは鎖骨との間だけで、肩甲骨は、基本的に筋肉で背中に配置されているということをお伝えしました。
https://www.toho-massage.com/salon/mizonokuchi/news_detail.php?mode=preview&id=3922
肩甲下筋も肩甲骨に付着する筋肉のひとつですが、体幹側にはくっついておらず、上腕骨に付いて、肩甲骨に上腕骨をしっかりと押し付ける役割を持つ4つの筋肉(「ローテーターカフ」と言います。)の一つです。
〇 肩甲下筋の作用と「巻き肩」
肩甲下筋は、肩甲骨の裏側から上腕骨頭の前側についているので、これが縮むと、上腕骨を内側に引っ張る方向及び前側に回すような方向に力が働くことになります。
そして、この上腕骨が前側に回った状態は、姿勢との関係で言えば「巻き肩」の大きな要素になります。この筋肉だけが原因ではありませんが、肩甲下筋のコリは「巻き肩」の原因の一つと考えられます。
〇 肩甲下筋の施術
肩甲下筋は、肩甲骨の裏側、つまり、肩甲骨と肋骨の間にあって触りにくい筋肉ですが、うつ伏せで腕をベッドの横に垂らした姿勢や仰向けで腕を外側に引っ張りだしたときなどには、脇に指を入れていくことで、ある程度指で触ることができます。少し指を当てていると、にゅるにゅるという感じで緩んでいくことを感じることもあります。ただ、普段、触られることのない筋肉であり、痛い施術になることが少なくありません。特に、肩こりのひどい人は、かなりの痛さになることもあります。あまり痛くない方法として、上腕骨頭に付着しているところを施術していくこともあります。
〇 まとめ
この肩甲下筋について、私は、肩こりや巻き肩の強いお客様には、施術させていただくことが多いです。痛いとは思いますが、何をやっているのか、ということをご理解いただき、少し我慢していただければ幸いです。
Commentsコメントコメントする
登録されているコメントはありません