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脳の疲労回復に糖分は必要?
2024-10-07健康情報
近藤
みなさん、こんにちは。スタッフの近藤です。
お疲れになると、「糖分を取ったほうがいい」と聞いたことがある人が少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は「考えすぎて頭が疲れた!」と感じるとき、脳の疲労回復に糖分は必要なのかどうかをお伝えしたいと思います。
とても頭(脳)を使う勉強や仕事を集中して行うと「頭(脳)が疲れたなぁ」と感じるかと思います。「脳がエネルギー不足になったのだろうから、糖分を補えば回復するだろう」と考えるのは、まっとうに思えるようですが、これは勘違いです。
脳全体のエネルギー消費は、ものすごく集中して何かを思考している時と、休んで眠っている時で、ほとんど同じなのです。
脳に届けられる糖分から得られるエネルギーの多くは、神経細胞の興奮に伴って細胞内に流入したナトリウムイオンを、再び細胞外に汲み出す「ナトリウムポンプ」を動かすために消費されます。そしてこのプロセスは、たとえ私たちが眠っている間であっても、呼吸をしたり各臓器の機能を維持したりするために絶えず行われているのです。そのため、意識的に何もしない間も、脳全体として大量のカロリーを消費していることになります。
意識的に頭をフル回転させている時は、脳の中で主に「前頭前野」と呼ばれる限られた部分を使っていますが、そこで糖分が消費されたとしても、その量は脳全体に比べると微々たるものです。また、前頭前野の神経活動に必要なエネルギーをカバーするために、脳の中では、前頭前野にたくさん血液を流すように調整することで、他の脳の部分での消費を減らしてバランスをとる仕組みも備わっています。つまり集中や思考をしてもしなくても、全体のカロリー消費は一定になるように、脳はできているのです。ですから、意識的に頭を使った後に糖分を補うとか、集中力を要する仕事や勉強をする前に糖分を補うというアイデアは、残念ながら正しくありません。
糖分補給した場合には、それが脳に作用するというよりは、肉体的な緊張に伴う消費カロリーをカバーするという意味があるでしょう。
もう1つは「お守り」のような効果です。例えば受験等を目前に控えた子どもに「お守り」を持たせるのは、それが学力を上げる直接的な効果をもつからではなく、不安解消に役立つからですね。それと同じように、疲れている時にチョコレートなど自分の好きなお菓子を食べると、精神的な支えができて、やる気がわくという効果が表れる可能性もあることでしょう。
なお、糖分補給を行うときには、摂り過ぎに注意しましょう。「脳に効くから」と勘違いして、糖分を大量に摂取すると、急激に血糖値が上昇し、それに伴って膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて糖分の消費を促そうとしますので、逆効果になることもあります。また、インスリンの分泌に伴って強い眠気が生じることもあります。せっかく集中しようと思って糖分補給をしたのに、眠たくなって仕事や勉強がはかどらなくなったら意味ないですので。
お身体が疲れていては仕事や勉強ははかどりません。ラクサスプレミアム溝の口で施術を受けることで脳も身体もリラックスさせましょう。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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