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リラックスに来て力を入れさせられた?(操体法について)
2024-06-13健康情報
中園
いつも、ラクサスプレミアム溝の口店をご利用いただき、誠にありがとうございます。整体スタッフの中園です。
さて、お客様の中には、整体やマッサージのお店に行ったら、施術者から、「この足をこう動かしてください。こちらはその動きに抵抗しますので、それに負けない程度の力を入れてこの辺りまで動かしてください。」といったことを言われて、そのとおりに動いた、という経験のある方がおられるのではないでしょうか。そのとき、「リラックスしに行ったのに力を入れさせられた」と、ちょっと不満に感じたということもあったでしょうか?
このような、「お客様に、力を入れて動いていただき、施術者はそれに抵抗を加える」という施術方法は、実は、整体においては、結構、ポピュラーな技術です。このような技術の系統としては何種類かありますが、皆さんが施術として受けることが比較的多いのは、「操体法」ではないかと思います。
この操体法は、もともとは、昭和初期に、橋本敬三先生というお医者さんが、民間の治療法をいろいろ研究して考案した整体の技術です。
この操体法の特徴は、なんといっても、「動きやすい方向に動く、気持ちいい方向に動く」ということにあります。
ベーシックな施術例で紹介すると、次のような流れになります。①お客様に仰向けで両膝を立てた状態になっていただき、②施術者がその膝を左右に倒してみる。そのときに例えば、左側から右側に倒すと左の腰が突っ張って動きにくい、右側から左に倒すのは特に引っ掛かりやつまりを感じない、という反応があったとしたら、③お客様に、右側から左側にもっていく方向に膝を動かしてくださいと指示し、施術者はお客様の膝に手を添え、お客様の動きに抵抗を加えていき、④あらかた動いたところで施術者が抵抗を止めるとともに、お客様にも、すっと力を抜いてもらう、⑤その後、少しゆったりする、という感じです。
普通に考えれば、動きにくい方向に動かすことを重視する、動きにくい方向に動かすことを多くする方が効果がでそうな気がします。 ストレッチなどはその例です。特に、我々日本人は、きついことを我慢してやることに意味を見出しがちなので、ちょっと違和感を覚える方も多いかもしれません。
なぜ動きやすい方、気持ちいい方に動かすのかという理由は、少々説明が細かく、難しくなるのでここでは割愛させていただきます。
ただ、即効性のある施術方法であり、これを中心に施術をしている整体師の先生もいらっしゃいます。私自身が受けてみても、確かに効果を感じます。
なお、最近は、同じ「操体法」という名称でも、いろいろな考え方や施術方法など、様々な方向に発展してきており、施術者によって少しずつ違いが出ています。
当店のようなリラクゼーションサロンの場合、この操体法はお客様側に頑張ってもらう方法なので、正直なところ、私も含めて、あまり使いたくないと考えている施術者が多いと思います。それでも、施術者が操体法を使おうとする時は、「もう少し改善の効果を出したい!」と思っている時ですので、どうかご協力いただき、少しだけ頑張っていただけたらありがたいです。
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