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歯ぎしり
2024-03-06健康情報
近藤
みなさん、こんにちは。溝の口店スタッフの近藤です。
睡眠中に歯ぎしりをしていると指摘されたことはありませんか。寝ている間のことだからと放っておくと、歯や健康だけでなく人間関係までボロボロになってしまう危険性もあります。そこで、今日からでもできる自己診断方法と対処法をあわせて紹介します。
睡眠の質を低下させ、睡眠を共にする人に不快感を与えかねないのが「歯ぎしり」です。歯ぎしりには大きく分けて3種類あります。上下の歯をすり合わせてギシギシと音をたてる「グランディング」、上下の歯を空噛みしてカチンカチンと鳴らす「タッピング」。音は発生させないが歯を食いしばる「クレンチング」と呼ばれるタイプです。
いずれのタイプも原因には、噛み合わせの悪さと感情情緒的なものがあります。わかりやすい例で言えば、歯の治療を受けた後に噛み合わせに邪魔なところができたりすると、それをすり潰そうとしてギリギリと歯ぎしりをする。感情情緒的な原因は、ひとことで言うならストレス。女性も中高年期に入ると、ストレスによる歯ぎしりが増える傾向があります。
以下のチェックリストで思い当たる項目がある場合、「歯ぎしり」によるトラブルの兆候もあるかもしれません。
<悪い歯ぎしり>チェックリスト
*詰め物がよく取れる。
*朝起きるとあごが痛い、だるい。
*知覚過敏になりやすい。
*歯がすり減っていたり、欠けたり割れたりしたことがある。
*歯の根元がくさび状に欠けている。
*上あごの真ん中あたりや、下あごの歯の内側の骨が出っ張っている。
*頬の内側や舌に、歯の跡がついている。
*強い食いしばりで目が覚めることがある。
歯ぎしりのすべてが悪というわけではなく、睡眠時の歯ぎしりには「日中のストレスを発散して、脳と体の健康を保つ側面」もあります。
しかし、一方で弊害も大きいです。
睡眠中の歯ぎしりは無意識下で行われて力の制御ができないため、50~100kgもの圧力がかかっているといわれています。食事の時に噛む力は強くても30kg程度なので、かなりの加重です。そのため、歯がすり減る、ひびが入る、欠ける、歯の付根がえぐれたようなくさび状欠損になるなど、歯のトラブルを招きます。歯ぎしりによって歯茎の隙間が広がると、歯周病が進行するリスクも格段に高まります。顎関節症や頭痛、肩こり、腰痛などの原因にもなるほか、フェイスラインでは咬筋が肥大することでエラが張ったり、顔のゆがみなども起こります。
歯ぎしり対策では、マウスピースが有効なケースが多いです。マウスピースによって歯にかかる力が軽減されるため、歯や歯茎をを守ることにつながります。また、下あごをを前に出すことで気道が狭くなるのを防ぎ、いびきをかきにくくする効果も期待できます。
いびきや歯ぎしりは睡眠障害と深く関係しているため、睡眠の質を上げるための「寝る前の習慣」も大事にしたいです。
就寝前には副交感神経を優位にし、リラックスモードに切り替えておくことが大切です。熱すぎないお風呂に入って体を芯まで温める。夜遅くなったらスマホやブルーライトなどの光を遮断する。日常生活では姿勢を正し、頬杖をつかないようにすることも心がけましょう。
ラクサスプレミアム溝の口で施術やマッサージシャンプーを受けていただくことも、副交感神経優位にする方法のひとつです。
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