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肩甲骨はがし その2
2024-01-19健康情報
中園
ラクサスプレミアム溝の口スタッフの中園です。
今回は、前回の「肩甲骨はがし」の続きです。前回の投稿はこちらをご覧ください。https://www.toho-massage.com/salon/mizonokuchi/news_detail.php?mode=preview&id=3922
前回は、多くの筋肉によって肩甲骨が肋骨の上に乗っている状態であること、そして、肩甲骨を動かす筋肉が硬くなることにより、肩甲骨が肋骨の上でうまく動かなくなってしまうことがあり、そこで、肩甲骨の背中側の縁に指を入れて肋骨から引きはがすようにする施術方法が「肩甲骨はがし」であるということをご説明しました。
今回は、「肩甲骨がうまく動く」ということを少し詳しく説明したいと思います。
腕を腿の横から上に挙げていく動作を見てみます。このとき、腕は肩の関節から折れ曲がって挙がっていきますが、それと同時に、肩甲骨はイラストのように、「肩甲骨の下の方が外側↑方向に回っていく動き」(「上方回旋」と言います。)を伴っています。そして、この肩関節での折れ曲がりと肩甲骨の上方回旋の割合はほぼ一定、だいたい2;1くらいになると言われています。したがって、腕が真下から真横まで(=90度)上がるためには肩関節で60度、肩甲骨の上方回旋で30度、真上まで(=180度)上がるためには肩関節で120度、肩甲骨の上方回旋で60度上がるのが本来の動きということになります。
このような肩甲骨の動きがなくなったとしたら、上記の腕を挙げる動作はどうなるでしょうか。
肩甲骨が動かなくなった角度の分、腕が上がらなくなるか、何とか同じところまで上げるために肩関節でその分を無理することになりますよね。
肩甲骨は、上方回旋の他にも、その逆の下方回旋、上下、内外、前後に傾く等の様々な動きをしています。それらの動きが制限されることによって、肩甲骨と筋肉や骨でつながっている腕や首などの動きを制約して周りの筋肉や骨、関節に負担をかけ、さらに筋肉の不調はもちろん、関節や骨の故障を発生させることにもつながります。
現代人の生活は、デスクワークを始めとして、腕や首を支えながら、胴体や肩甲骨を動かさずに腕や手先だけを動かすといった動作が多くなっていますので、その結果、肩甲骨に付着している筋肉が硬くなったり、近くの筋肉同士の滑りが悪くなったりして、肩甲骨が肋骨の上で張り付いたようにうまく動かなくなることがしばしば起こります。
そこで、「肩甲骨はがし」です。肩甲骨をつかむことで肩甲骨を様々な方向に大きく動かすことができます。筋肉には、それがくっついた骨を動かすことにより緩む性質があり、また、ストレッチ効果も生じますので、肩甲骨周りの筋肉を効果的に緩めることができます。私が初めて肩甲骨はがしを受けたときは、すごく肩が軽くなった感触に驚いたことを覚えています。
なお、最近は、肩甲骨の裏に指を入れる入れないにかかわらず、肩甲骨の動きをよくする施術のことを、広く「肩甲骨をはがす」という言い方をするようになってきているように思います。
こういった身体の構造や仕組みをご理解いただいたうえで施術を受けていただくと、一層、施術の効果がよく感じられるのではないでしょうか。
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