舌の先には「温点」という温度を感じる神経があります。

「猫」は食べたり飲んだりする時に、
舌の先で「ペロッ」とすくい取るように食べます。

「猫」と似たような、舌先の「温点」にダイレクトに
熱いものが当たるような食べ方が「猫舌」の原因です。

「組織学」では、舌で熱さや冷たさを感じる神経は、
人によって、ほとんど差がないとされています。

元々「猫舌の動物」の中でも「人間」は、学習して「舌」の使い方を覚えていくところが、他の動物と違うところです。

「猫舌」は、神経からの感じ方の問題ではなく、いかに「熱いものを熱いと感じないように食べられるか」が重要なポイントです。

「猫舌」と思っている方は、舌先に触れる食べ方をしています。

「猫舌」でない人は、舌先を歯の裏に当てて、空気と一緒に食べるように、熱い物を口に運んだり、
舌先を飛び越えて、舌の奥の方に食べ物を置くような食べ方をしています。

「猫舌」の人は、熱い食べ物を比較的温度の感覚が鈍い、舌の真ん中付近に置くように意識して食事をすると、
だいぶ違うはずです。