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施術における手技の特性と影響
2021-01-19おすすめ
ラクサスエルの八崎です
施術を受けに来た時、軽く身体をさすったり、こねるようにもみほぐしたり、深く一ヵ所を圧迫されたり、最後には肩をトントン叩いたり様々なアプローチをされると思います。施術中にすべてを説明しながらやると、ずっとしゃべりっぱなしになっちゃうくらいなので、今日はお客様が受ける施術のアプローチの特性と影響についてお伝えします。
基本手技の意義・効用
1)軽擦(けいさつ)法
・皮膚の感受性・代謝UP(免疫力UP)
・血行促進、冷え・むくみの緩和
・自律神経調節(触れる→オキシトシン・セロトニンの分泌)
軽く擦(さす)ると書いて軽擦(けいさつ)と読みます。最初のご挨拶としてお身体に触れますが、その時に、歪みや身体の緊張を感じとります。手をのせるくらいの柔らかい刺激で、皮膚へのアプローチになり代謝や免疫力UPも期待できます。
またスポーツマッサージなどでは軽擦メインでの手技もあり、むくみの緩和に用いられます。なでるだけなので、簡単そうなイメージですがシンプルなだけに力加減の絶妙さも求められる手技です。
小さいころお腹が痛い時にお腹をさすられたりして、痛みが緩和したかたもいらっしゃるかもしれません。手当て療法ともいわれますが、触れることで、オキシトシンなどのホルモンが分泌されて身体の緊張を緩和させています。
2)揉捏(じゅうねつ)法
・血行・筋機能UP
・関節周囲組織の軟化
揉んで捏ねるとかいて揉捏(じゅうねつ)と読みます。筋肉や靭帯のこわばりをパンを捏ねるように揉んでほぐします。筋肉を圧迫したまま揉みこむので、筋肉の間を流れる血管のホースも圧迫されて血行の改善、酸素や栄養の運搬も期待されます。(筋ポンプ作用)
筋肉靭帯の緊張が緩むことで、関節の負担も和らぎ、動きやすい身体作りをサポートします。
3)圧迫法
・持続圧迫
緊張状態にある神経・筋機能を弛緩させる
一般的に指圧と聞くとイメージしやすいかもしれません。親指などを使用し、一定時間圧迫することを持続圧迫といいます。とくに深部にあるコリなどに用いられ、ココぞのポイントの痛みの沈静化が期待されます。
4)振戦法
神経・筋機能UP
巡りをよくする、胃腸などの内臓機能UP
金魚運動をするマッサージ機が一時期流行りましたが、あの機械のようにからだをゆらします。心地よいリズムでリラックスをもたらし、次の動作までのアクセントにも用いられます。胃腸の方向に振戦することで内臓機能の自動力の向上にもなります。
5)叩打(こうだ)法
・神経・筋機能UP
・血行UP(肩を叩くことで、足元の血流が頭のほうに上がり、ふらつき防止作用)
施術の仕上げで肩周りに行うことが多いです。心地いいリズムで優しい刺激をいれます。叩いた箇所に血流が流れやすくなります。
ずっと横になりぼーっとしたまま立ち上がると、立ち眩みやで転倒をする可能性があるのでふらつき防止で行います。足元に溜まった血液も環流しやすくなります。
アルントシュルツの刺激法則
・弱い刺激 →機能を活性化
・適度な刺激 →機能を高める
・強い刺激 →機能を抑制
・最強の刺激 →機能を停止
アルントシュルツの刺激法則とは、刺激の強度と神経や筋の興奮性について述べた法則です。
人間は・弱い刺激は生命活動を活性化して・中程度の刺激により促進を起こし・強度の刺激は鎮静させて・最強度の刺激は停止させるといわれています。強くやればそれだけ効いているような感じがしますが、実際一番カラダに効果があるのは中ぐらい、痛気持ちい好きにはちょっと物足りないくらいの強さなのかもしれません。強く押して欲しい・強く揉んで欲しいと、強い刺激を求める方が多数いらっしゃいます。これを食べ物に当てはめてみても面白いですね。 身体にとって最適な圧で施術をするために、お客様に合わせた施術が大切になります。
今回ご紹介した手技は基本的なもので、ほんの一部です。
また、別の機会に様々な手技をご紹介をさせていただきます。
施術で、身体のバランスを整えて、免疫力をUPして健康な毎日をお過ごしください♪
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