そもそも『夏バテ』ってなに？

今年の夏は例年の予想を上回る暑さだったようです。

そんな中日々を過ごしていると、いつも以上に身体が怠くなったり体の不調を覚えた方も多いのではないでしょうか？

いわゆる『夏バテ』ですね。

ちなみに夏バテとは病名ではなく、夏の暑さからくるさまざまな体調不良の総称であるため、特定の決まった症状があらわれるといったものではありません。

主に【食欲不振 / 胃もたれ / 倦怠感 / 下痢 / 不眠 / 体力の低下 / 思考力の低下 / 意欲の低下 】などが挙げられます。

そして夏バテの大きな原因のひとつと考えられているのが、自律神経の乱れです。

夏バテとはこの自律神経が暑さなどによってうまく機能せず、体温調節のバランスが崩れることで様々な症状を引き起こすと考えられています。　※自律神経についてはこちらの記事を参考にしてみてください♪
https://www.toho-massage.com/salon/mizonokuchil/news_detail.php?id=1212

特に腸は自律神経と密接な関係があるといわれています。

東洋医学で胃腸は『カラダを動かすエネルギーの製造工場』と考えられているので、なんだか疲れてくると胃腸の調子が悪く感じたり、逆に胃腸の調子が悪くなると疲れて元気がでないと感じるのです。

胃腸に負担を掛けないためには？

それでは胃腸を元気にして、疲労や怠さを感じにくくするにはどうしたら良いのでしょう？

●室温の調節
目安は温度差7℃以内、急激な温度差の中で生活していると調節機能が対応しきれずに様々な不調の原因となってしまいます。

●冷たいものの摂り過ぎない
ほてり過ぎた身体を冷ますのに適度な冷たいものは有効ですが、摂り過ぎると胃の不調につながります。ほどほどにしましょう。

●適度な運動
適度な運動は血行促進に繋がり、汗をかくことで体温調節の機能を正常に保ち自律神経のバランスも整いやすくなります。
涼しい時間のウォーキングや室内でストレッチなど、無理なくできる運動をしましょう。

●消化に良い飲食物を摂る
オクラ 、 納豆 、 なめこ 、山芋 など、ねばねばした食材はムチンといわれる胃の粘膜を覆う粘液の主成分と同じですので、胃粘膜の保護につながります。ねばねば丼など美味しいですよね♪
また、食生活が乱れやすい方は夕飯だけでも消化に良いものか、時には一食抜いてみましょう。

●刺激物を過剰に摂取しない
胃が疲れているときはアルコールやカフェイン等、刺激物は控えましょう。
適度な香辛料は食欲増進効果があるのですが、過剰に摂取するのは注意しましょう。