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「肩甲骨はがし」について
2023-12-14スタッフブログ
中園
ラクサスプレミアム溝の口スタッフの中園です。
今回は、いわゆる「肩甲骨はがし」について書いてみたいと思います。
さて、この「肩甲骨はがし」。マッサージや整体を受ける習慣のある方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。では、そもそも「肩甲骨はがし」とはどういうもので、何をしているのでしょうか。
「肩甲骨はがし」とは、冒頭のイラストのように、「肩甲骨の背中側の縁(内側縁)から指を入れて肩甲骨を浮かせるように持ち上げる施術方法」と、ここでは、ひとまずご理解いただきたいと思います。
これを理解するには、肩甲骨の構造について多少知っている方が分かりやすいので、少し説明します。
肩甲骨というのは、いわば、肋骨の上に「乗っかっている」状態にあります。肩甲骨は胴体に対して、骨と骨のつながりは鎖骨との間(肩鎖関節)にしかありません。そして、肩甲骨の先に腕の骨(上腕骨)が肩関節でくっついています。肩甲骨のそれ以外の部分は、筋肉を挟んで肋骨の上に乗っかっていて、多くの筋肉によって肩の位置に保持されているという構造です。言い換えると、骨だけ見ると「腕は、鎖骨の根元の1点で胴体にくっついていて、その途中に肩甲骨がある」ということができます。
したがって、肩甲骨は、本来、かなり自由に動く構造になっています。また、鎖骨も、肋骨の一番上の真ん中部分にくっついている(胸鎖関節)だけですから、そこを支点として、鎖骨ごと肩甲骨を上下し、肩甲骨を回したり、前後に傾けたりすることで、腕を大きく、力強く動かすことができるようになっています。
ところが、腕を使い過ぎたり、肩や首に力が入った状態で長くいたり、肩甲骨をうまく使わずに腕や手先だけを動かす、といった生活をしていると、肩甲骨にくっついているたくさんの筋肉のうちのどこかが硬くなったり、隣り合った筋肉同士の滑りが悪くなったりすることが生じます。そうなると、本来、肋骨の上で自由に動くはずの肩甲骨が、肋骨に張り付いて動かなくなるという状態になり、そうなると、腕がうまく動かなくなったり、肩甲骨が動かない分を肩関節だけで賄おうとして肩関節や周りの筋肉に負担がかかり、四十肩などの症状にも繋がって来ます。肩こりの大きな原因の一つでもあります。
このような状況への対応として、「肩甲骨はがし」は、「肩甲骨が肋骨の上に乗っかっている」という性質を利用して、肩甲骨の縁に指を入れてつかみ、肩甲骨自体を大きく持ち上げて動かすことによって、肩甲骨にくっついている多くの筋肉をストレッチし、動かして緩めようとするものということができます。
今回はここまでにして、次回、肩甲骨はがしの効能などについてもう少しご紹介したいと思います。施術を受ける際の参考としていただければ幸いです。
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