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猫の口 人の口
2025-01-23スタッフブログ
池田 IKEDA
猫の健康管理の中でも、うっかり見過ごしてしまいがちなのがお口の中のケアです。猫の口の中の状態をチェックする習慣がないと、気が付かないうちに病気が進行していることもあります。猫は人に比べて虫歯にはならず、歯肉炎や歯周病になりやすいと言われています。それは口内環境が異なるからです。人の口内は弱酸性なのに対し、猫はアルカリ性です。アルカリ性の口内環境下では虫歯が発生しにくく、歯周病菌が繁殖しやすい環境といわれています。
反対に、私たち人間の酸性の口内環境では虫歯菌が繁殖しやすいといえます。お口のトラブルの元とる歯垢は、人間と同じく歯と歯肉の間にある「歯周ポケット」と呼ばれる場所に溜まりやすいのですが、歯垢が歯石に変わるスピードは猫と人間では大きく異なります。人間では歯垢から歯石に変わるには約20日と言われていますが、猫は7日と倍以上の速さで歯石になってしまうのです。歯石が形成されると歯の表面がザラザラになり、新たな歯垢が付着しやすくなります。歯石が新たな歯垢を付着させ、それがまた歯石となる・・・といった悪循環が起こります。人間だけではなく、猫も歯垢が歯石になる前の早めのケアがとても重要なのです。
一方人間の口ですが、「お口は健康の入り口」と言われています。私たちは生きていくために食事を摂り、口の中で内臓が栄養を取り込めるように砕いて溶かし、各臓器で必要な栄養を吸収し、最後に不要なものを排泄します。このシステムがうまく回っていると私たちは健康でいられますが、どこか一つでも機能しなければ健康は維持できないのです。
例えば歯周病で歯がグラグラしたり、歯が抜けたり、入れ歯が合わないなど、食べ物を噛めない状態が続くと全身の健康に影響します。また、歯周病は、誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化や狭心症・心筋梗塞などの心疾患、認知症などの病気とも関係があることがわかってきています。
お口の健康には歯の数、歯周病、かむ力、飲み込む力、唾液の分泌量など様々な要素が関係しています。これらの状態が悪化すると骨が弱くなったり、低栄養状態を引き起こすなど、全身の健康に影響を及ぼす場合があります。それらを予防するために、以下の5項目を実践することをお勧めします。
「健康のための、お口の5ヶ条」
1、食事はよく噛むこと。
よく噛むことは全身の健康を増進します。
2、しっかりと唾液を出すこと。
お口の中が唾液で湿潤していることは、身体を守る基本です。
3、安全に吞み込めるお口の筋力を維持すること。
4、お口の中をお手入れして、きれいに保つこと。
5、呼吸は鼻ですること。
口呼吸は口やのどの乾燥を引き起こし、免疫低下による感染を起こしやすくします。
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