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猫の脳 人の脳
2024-10-24スタッフブログ
池田 IKEDA
「猫の知能って人の何歳くらいなの?」
「猫あるある」的なよくある疑問ですが.・・・。 一般的に、猫の知能は人の2~3歳の子供と同じくらいと言われています。しかしその知能にはかなりの偏りがあり、狩猟や危機管理など「生きていくために必要なこと」に関するものは非常に発達しています。また「興味があること」に関しても、それを理解する能力は優れています。
一方で彼らにとって「理性的な行動」というものは生き延びるために必要ではないため発達していません。多くの言葉も理解できますが、自分が興味のあることやご飯に関することのみ記憶しリアクションして、それ以外の言葉については記憶すらしません。実は高い知能を備えている可能性がある猫ですが、生きるために必要なことや、自分が楽しい、面白い、心地よいと思うことにのみ、その知能は発揮されます。
最近の研究で、人間と暮らすようになった猫の脳は縮小してきているということがわかってきました。外的ストレスで興奮する機会が減ったり、餌を狩る必要がなく簡単に与えられるようになったことが原因と言われています。研究者は、おとなしく扱いやすい家畜として手懐蹴るための選択が、興奮性と恐怖心の低下に繋がったのかもしれないと指摘しています。そしてこの影響が家猫の形態やストレス反応、脳のサイズにまで広がったいる可能性があるとのことです。
人間がそうした変化を家畜化の中で起こしてきた以上、共に生きてくれる生き物たちに対して私たちは少なからず責任があると言えるのかもしれません。
一方人間ですが、私たちの脳は、年をとるにつれてシワが深く大きくなっていきます。これは、徐々にではありますが脳が委縮しているからです。一般的に人間は、30歳代くらいから少しずつ脳の萎縮がはじまります。65歳くらいになると、肉眼的にも明らかに委縮があることが分かるようになります。
脳の老化を予防するには、血糖値を急に上げないことが大切です。糖質を摂り過ぎると、血管や脳細胞の老化を招く原因となります。食べる順番や精製されていない食品を選ぶなど、普段から食事の仕方を工夫することをお勧めします。また、脳を健康に保つためには、たんぱく質やビタミン、ミネラルを積極的に摂取することもかかせません。
一例ですが、脳を回復させる代表的は食品は大豆食品です。大豆には、レシチンやチロシンという栄養素が多く含まれています。レシチンは、体内でアセチルコリンに変わります。またチロシンには、ノルアドレナリンやドーパミンの分泌を高める作用があります。
そして、緑黄色野菜のブロッコリーやホウレン草などに多く含まれるビタミンKは、記憶力の維持に効果があると言われています。また、トマトに多く含まれる抗酸化物質・リコピンは、脳の老化防止に役立つともいわれ、記憶力の低下や認知症を防ぐ効果が期待されます。バナナには脳のエネルギー源となるブドウ糖が含まれています。
食事の時の「おいしい」「うれしい」「たのしい」といったプラスの感情は脳活に有効です。可能であれば、家族や親しい人と食事を囲み、食材のいいとこどりをしつつバランスを考えた食事で、脳の健康を維持していきましょう。
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