そもそも利き手とは、「手を使って動作する場合、その器用さや運動能力が優れている方の手」を指す言葉です。私達施術者も、利き手の方が圧の調整やコリセンサーが繊細な傾向があります。
さて、現在世界人口の約９割が右利き、残りがその他となっています。なぜ右利きが多いかというと、言語処理を左脳が行っているので、結果左脳の支配が強い右が利き手になる･･･ということらしいのですが、信ぴょう性は謎です。他にも諸説あります。

私は左利きですが、両親は二人とも右利きなので遺伝は一切関係ないと思っていました。が、そうでもないようです。両親ともに左利きの方が左利きの子供が生まれる確率が若干高いようです。とはいえ、一卵性の双子でも聞き手は別になるようですし、決定的な因子はまだ見つかっていないようです。
早い話、利き手はかなり身近な存在ですが、わかっていないことがとっても多いということです。この謎を解き明かせたあかつきにはノーベル賞も夢ではないかもしれません。