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猫の皮膚 人の皮膚
2025-02-27スタッフブログ
池田 IKEDA
猫の皮膚はたくさんの毛で覆われています。人間は汗を流しますが、猫の汗はほとんど目に見えません。そして様々な刺激物資や微生物から身体を守ったり、体内の水分や体温を調整する重要な役割を担っています。皮膚が正しく機能するためには、丈夫で健康な皮膚の構造を保つことが大切であり、そのためには正しいスキンケアが必要なのです。
皮膚の構造ですが、一番外側から表皮・真皮皮下組織の順番で構成されています。特に身体のバリアとして重要なのは、もっとも外側のある表皮です。表皮は上に向かって成長していきますが、最終的に膜状の角質層となり、ゆっくりと剥がれ落ちていきます。
猫にとって皮膚や被毛は、水分や熱などを体内から放出させ、ウイルスやバクテリアといった異物の体内への侵入を防ぐ役割を果たしています。そんな皮膚や被毛を健康に保つには、たんぱく質や脂肪、そしてビタミンやミネラルといった栄養素が大切です。
以下は猫の皮膚の病気の早期発見のチェック項目です。当てはまる症状がある場合は、早めに動物病院にご相談ください。
・脱毛している箇所がある
・皮膚に赤みが目立つ
・常にかゆがっている
・脂肪腫が多い
・べたつきが目立つ
・ブツブツができている
・不快な匂いが強くなった
一方人間の皮膚ですが、肌(皮膚)は、「人体最大の臓器」ともいわれます。個人差や部位の差はありますが、脂肪を除くと厚さは平均2mm、成人では肌全体を一枚に広げると約1.6㎡(畳一枚くらい)の面積があり、重さは皮下組織も含めると体重の約16%にも及びます。表面を覆う「皮膚」はあまりにも見慣れてしまっているだけに、その重要性が見過ごされがちですが、実は外部の刺激からからだを守る・体温調節・皮脂分泌・血液や体液が失われないようにするなど、からだを正常な状態に保つためにとても大切な役割をしています。それだけに皮膚(肌)をいつもの最良のコンディションで健康的に保っておくことは、とても大切なことなのです。
では、皮膚を健康に保つためにはどうすればよいのでしょうか? 日常のケアとして以下の6項目が重要となりますので、実践することをお勧めします。
・紫外線対策
適切な量で紫外線を浴びることはビタミンDの合成など、健康に良い面はありますが、皮膚の老化という面で見るとかなりの影響があります。紫外線から皮膚をしっかりと守るスキンケアは重要です。
・洗顔
皮膚には自然と汚れが溜まっていきます。皮膚に汚れがたまると、シミや小ジワなどの原因になります。皮膚の汚れはためすぎないよう、できるだけ早く落とすことが重要です。
・乾燥対策(保湿)
皮膚の表面には皮膚膜というものがあり、皮膚の乾燥を防ぎつつ、外部の刺激から皮膚を保護する作用があります。洗顔をすると皮膚の汚れは落ちますが、同時に天然保湿成分(NMF)が落ちることで皮膚の保湿力が落ちます。皮膚膜の機能を保つために、洗顔後はたっぷりと保湿剤を使用して皮膚を乾燥から守りましょう。
・睡眠時間を取る
寝不足は皮膚トラブルの元となります。しっかりと睡眠時間を取ることで、「成長ホルモン」が多く分泌されるためです。成長ホルモンは、皮膚のターンオーバーを促す効果があり、日中受けた皮膚のダメージの修復・再生効果があります。
・食事で栄養を摂る
皮膚にとって重要な栄養源は普段摂る食事であり、バランスよく各栄養素を摂ることが必要です。カロリー源として炭水化物を減らし、たんぱく質を多めに摂る食事が皮膚にとって良い習慣です。また、ビタミン・ミネラルもしっかり摂りましょう。
・ストレスを溜めない
皮膚疾患についてもストレスが原因で悪化や発症するものは多くあります。例えばアトピー性皮膚炎、蕁麻疹、脱毛症など挙げたらキリがないです。絵学的に言うと、ストレスはホルモンバランスや免疫バランスを崩すことで皮膚トラブルを引き起こしやすくなる、と言われています。ストレスは溜め込まず、趣味や運動などで発散するようにしましょう。
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