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猫の鼻 人の鼻
2024-05-23スタッフブログ
池田 IKEDA
猫の鼻は温度を感知するのに優れているとされ、食べ物が熱いのか冷たいのかを口ではなく鼻で判断しているといわれています。その精度はとても高く、0.5度ほどの違いでも感じ取ることができます。
健康な猫の鼻は睡眠中や寝起きではやや乾いていますが、起きているときは柔らかく滑らかで適度に湿っています。空気の乾燥などで鼻が乾くこともありますが、これら以外の原因による鼻の乾燥やひび割れは要注意です。また激しいくしゃみと膿のような鼻水が出ている時は、伝染病の鼻気管炎などにかかっている恐れもあります。
そして猫の鼻には鼻毛がありません。鼻毛があるのは人を含め霊長類の一部とウマ類だけです。猫の鼻の中には鼻粘膜という薄い粘膜層で覆われていて、この層には線毛という非常に細く短い毛が生えており、外部からの異物やウイルス、細菌の侵入を防いでいます。
一方人の鼻ですが、人間の体は本来鼻で呼吸するようにできています。そのため、鼻には呼吸にかかわる様々な機能があります。
まず挙げられるのは、取り込んだ空気を加湿する機能です。鼻の中にある鼻水は、入ってきた空気に湿り気を与えるために使われています。このような機能があることから、鼻呼吸によって入ってくる空気は湿度が高められた状態になっています。
空気中の細菌やウイルスを殺菌できるのも、鼻呼吸の特徴です。鼻粘膜に生えている線毛と粘液層により、入ってきた異物の多くを除去できます。
加えて、鼻の機能によって空気を温めることも可能です。口呼吸では冷たいままの空気が背まで届けられますが、鼻呼吸をすれば空気が35~37度まで温まります。そのため、背の免疫力が低下するリスクを抑えられるのです。
長いマスク生活の影響で、息苦しさからいつの間にか口呼吸が習慣になっていませんか?哺乳類の中で普段から口呼吸できるのはヒトだけであり、これによって高度な言語能力を獲得したとも考えられていますが、口はもともと食事のためのもので呼吸のための機関ではありません。なので、口呼吸で取り込んだ空気は鼻呼吸に比べて十分に空調できません。
鼻呼吸には多くのメリットがあるため、慢性的な口呼吸の方はぜひ鼻呼吸を心がけてみてください。
日々の健康を守るためにも、できるだけ意識をして鼻呼吸へと切り替えましょう。
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