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七草がもたらす効果③
2022-03-22スタッフブログ
内田 UCHIDA
河津桜も咲き誇り、冷たい風に温かさを増してくれる今日この頃です。ソメイヨシノもそろそろ開花したそうな陽気を感じていたのですが、“寒の戻り”で冬再到来…(>_<) 季節の変わり目は寒暖差が激しいのでまだ油断はしないでください。
【春の七草】もあと『スズナ』『スズシロ』の2つとなりました。この2つの七草は皆さまよくご存知の「かぶ」と「だいこん」のことです。
因みに『スズナ』がかぶ。 『スズシロ』がだいこんです。では早速、この身近な2つの七草へ進めていきましょう。
『スズナ』は「神を呼ぶ鈴」として縁起物とされたようです。その栄養価はいわゆる白い丸い部分と葉っぱで違ってきます。白い部分は淡黄色野菜でアミラーゼを含んでおり、デンプンの消化酵素として働きます。だから胃もたれ、胸やけの解消に!また整腸効果も期待できます。葉っぱの部分は緑黄色野菜として栄養価がとても高く、まず【β‐カロテン】が非常に豊富で抗ガン作用や免疫賦活用として働き、また体内に取り込まれて【ビタミンA】に変換されると粘膜や皮ふ&髪の健康維持それから視力維持。そしてのどや肺など呼吸器系統を守ってくれます。それから【ビタミンC】も豊富で風邪予防や疲労回復そして肌荒れにも効果があるそうです。これは進んで葉っぱを食したいですね。
最後に『スズシロ』です。
『スズシロ』は古くから日本人には馴染みの深い野菜の一つで、その根は「汚れのない純白さ」を表しているとされているそうです。
これも『スズナ』同様、白い根の部分と葉っぱで栄養価が違います。白い根の部分にはジアスターゼと言うデンプン分解酵素が多く含まれていることから胃酸過多や胃もたれ、胸やけに効果があります。それから辛味成分であるラファサチンの前駆体が大根をおろすことで生成され、それには発ガン抑制作用そして抗菌作用の効果があるとされています。またこの白い根を乾燥させて作られた切り干し大根の栄養価は生の大根よりとても高く、食物繊維に至っては5倍近くに増えます。腸の健康には欠かせなくなりそうです。それから葉っぱ!【ビタミンC、E カリウム カルシウムそしてβ‐カロテン】β‐カロテンは特に豊富に含まれています。
『スズナ』と同じく体のメンテナンスに大いに役立ってくれることでしょう。
『スズナ』も『スズシロ』も丸ごと食してますます健勝でありたいですね。
全3回にわたって『春の七草』についてお話させていただきました。この【七草】の由来は古来中国の「五節句」の一つ【人日】1月7日の節句に七種の若い青菜を入れた汁物を頂いて無病息災を祈願していたことに端を発して、日本に伝来し七草粥として定着したそうです。冬場の青菜不足に胃腸回復への栄養補給としての『七草』はまた早春に芽吹くことから【邪気を払う】と言われ現在まで大切に受け継がれています。四季折々の食材を今一度見直してより豊かなお体作りに進んでいただけますよう願っております。
春の三寒四温はお体に堪えます。調子が改善されなかったら早めにご来店ください。お待ちしております。
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